月夜の子守唄 (リンクスロマンス)月夜の子守歌 (リンクスロマンス)
清白 ミユキ 朝南 かつみ

幻冬舎コミックス 2010-07
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ボーイズラブ・レビュー


アマゾンでタイトル間違えてるよって時はどこかに通報すれば訂正されるのかなー。

「月夜の子守唄」が正しいのに検索したら出てこなくて、作者名で検索したら「月夜の子守歌」で登録されてた。
うう、タイトルって大事なのよー!!

とりあえず表紙買いした作品である事を告白しておきます。
流し目の和服美人受に財布を射抜かれました。
ボーイズラブの売上は受の色気と攻の傲岸不遜度で決まってるところがあるんじゃないかしらと考察する今日この頃。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
幼少時に伝説ともいわれる盗賊に両親を殺された、元武家の子である葉山市之介は、仇を討つため、その盗賊を追っていた。久しぶりに江戸に戻ってきた市之介だったが、町で火事に遭遇してしまう。不審な火事が、追っている盗賊の仕業ではないかと疑いを持った市之介は、翌日現場で盗賊の痕跡を発見する。しかし、そこで鉢合わせた将軍直轄の若き長・後藤直之に疑われ、拘束されてしまい…。

江戸時代が舞台の仇討ち物語です。
仇を追っているのは受の市之介。
相手は伝説の盗賊でなかなかに手強く、もう10年も追い続けています。

仇を追いかけて江戸に戻ったとたん、火事の現場に居合わせてしまい、うっかり上級役人に目をつけられ、残念な事に怪しまれて捕まってしまいます。
ちょっと手際悪いな市之助!

しかも、捕まえた相手が気に入らないからと黙りを決め込んだ挙げ句に拷問され、それでも口をきかなかったせいで牢の中で貞操の危機を迎えます。
いやさ現代の攻様相手なら確実にバックバージンとさよならですよ!
良かったねえ、ストイックである程度自制のきく相手で。

結局、その初対面で妙に気になった役人の男とできあがるわけですが、まあその攻が不器用というかむっつりというか。
日本男児って本当に感情表現がうまくないわねえと思わせてくれるコミュニケーション能力の低さです。
そこがまた良いのかも知れないですが、なんとももどかしい!


最後はちゃんと仇も討てて好いた相手と一緒になれて就職先まで決まってめでたしめでたしと相成ります。
水戸黄門的な後味の爽やかさが味わえるお話でした。

市之助はもうちょっと酷い目にあっても良かったね! 
と思ったのは内緒です。

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