僕が一度死んだ日 (キャラ文庫)僕が一度死んだ日 (キャラ文庫)
高岡 ミズミ 穂波ゆきね

徳間書店 2010-06-26
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ボーイズラブ・レビュー


ほのぼの表紙に年の差カップルを確信してお買い上げ。
基本的には表紙絵を邪魔する帯は好きじゃないなあ……。
全員サービスアピールが本文のアオリを殺しちゃってる。
もうちょっと控えめでもいいのに!!

「恋人の"生まれ変わり"と、もう一度初めから恋をする」

輪廻転生ネタを主張するアオリが悲しいほど目立ってなくて切ないなあ……。


以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。

「俺はもう一度、必ず戻ってくる」―。12年前に亡くした恋人・孝徳を忘れられずにいた塾講師の鳴沢。けれどある夜、見知らぬ少年が現れて、自分は孝徳の生まれ変わりだと告白してきた!!混乱する鳴沢だが、さらに職場では、孝徳と瓜二つの男が、同僚として現れて―!?成長した孝徳そのものの大人の男と、幼い声で慣れたように鳴沢を呼び、想い出を語る少年。鳴沢は二人の間で翻弄されて。


高校生の時の恋人が病気で早世してしまうんですが、逝く前に絶対戻ってくるから!
と生まれ変わり宣言をしているのですね。

で、忘れられない受はずっとずっと、彼を待ってしまう。
そして諦めかけた頃、なんと小学生くらいの男の子が突然現れて恋人の生まれ変わりを主張するのです。
ぶっ飛び展開。
これファンタジーじゃなくて地に足の着いた現代物のハズなのにどうするんだろうと思いましたが、わりと自然な流れでした。

そして生まれ変わり少年と同時期に、亡くなってしまった恋人と外見そっくりさんの同年代に口説かれたり、心がぐらぐら揺さぶられます。

受はとても弱くて繊細で、自分の感情に素直なんですね。
お陰様で少年をはじめそっくりさんとか、周りの人は結構、彼に振り回されております。
等身大な反応ってこんな感じなんだろうなあ、と同感する部分は多かったような気がします。


結局そっくりさんは1回寝てみてやっぱり違うと言うことで振られて、最終二十歳になった少年と結ばれます。

生まれ変わりっていうけど、受さんは少年の人格を少なくとも作中ではあんまり問題にしてなくて、主に自分の恋人かどうかを考え続けておりました。
つきあい始めて心に余裕が出来てきたらその辺もちょっと考えてあげてね……。
なんで38歳にもなった大人に老婆心……という。

上手く収まって良かったけど、そっくりさんはちょっと可哀想だなあと思いました。
見えないところで幸せになってくれてると良いな。
全編にわたって切なさ満載ですが、最後はハッピーなので大丈夫、少なくともメインカップルにとってはバッドエンドではありません。

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