甘い運命甘い運命
麻生 海

二見書房 2010-02-23
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ボーイズラブ・レビュー
飛行機が夕方なので、まだ家でボーイズラブ読んでます。
昨日の夜と今日の朝で、発掘したこの「甘い運命」を読んで、さすがにもう1冊は無理かも……と諦めかけ、諦めたときになんか宅配便で新たなBLが届き、これはもう1冊持っていけと神様が言ってるのかしら。
と血迷い始めております。
だって届いたら読みたいんだもん！

スーツケースにはおすすめしてもらったニア・ボーイズラブとか、楽しみにとっておいた天地明察の単行本とかが入ってます。
なんと22キロ。重いよ！
この上まで詰める気か私。

とりあえず落ち着こうと思って画面を開いてみた次第です。

で。
一時行方不明になって昨日の夜発見されたこの本、愛と混乱のレストラン１・２・３の番外編になります。 ……３巻の感想、書いたつもりが書いてなかったみたいでびっくり。

これ1冊でも問題なく読めます。
私は本編よりこっちのが好きかも。


以下ネタバレ妄想注意！

紹介文です。

樫崎一は、子供の頃から感情を押し殺して生きてきた。しかしアパートの隣人・ゆきと知り合ったことがきっかけで傷害事件を起こしてしまう。社会復帰しても生きる意味を見いだせない一。そんな時再会したのが、高校時代の担任・湯原だった。わけありな赤ん坊・海を理由に乞われて始めた同居は、一に初めて家族のあたたかさをもたらしてくれた。しかし、湯原がいつか結婚するかもしれないと思うたびに一の心はざわついて…。『愛と混乱のレストラン』シリーズ番外編。ル・ジャルダン・デ・レーヴのパティシエ・一の秘めた熱い想い。

パティシエになるまでの紆余曲折がしっかりと……。
いやほんと、紆余曲折しまくってます。
傷害事件とか起こすし、元担任と同居してその姪っ子を一緒に育てたり。
恋愛する前に彼らは家族になっちゃうのです。

家族だから大事にしたいし、関係を壊したくないし、でも困ったことに先生が好きだし。
自分か先生が女だったら良かったのにとまで思ってしまう一。

ずっと続くと思っていた３人での生活は、姪っ子の海の実の父が現れたことで壊れ、一時はバラバラになってしまいます。
それでも、最終的に、一は先生と恋人同士になるのです。

海ちゃんはお父さんに引き取られて関西に行ってしまいました。
彼女が大きくなったら、まっさきに一と先生の関係をかぎつけそうです。


ちょっと切なくて、でもほんのりあったかい感じの作品です。

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#ボーイズラブ（BL）