不埒なスペクトル (ダリア文庫)不埒なスペクトル (ダリア文庫)
崎谷 はるひ

フロンティアワークス 2009-12-12
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ボーイズラブ・レビュー


ええと、またもや本編を読んでないのにスピンオフを購入というヘマをやらかしてしまいました。
学習しないにもほどがあるぞ私。
でも今回のは前作を知らなくても普通に楽しめました。
でもおもしろかったので前作も注文しました。
順番が逆だって楽しかったらそれで良い! 開き直りが大切です。

以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。

見目も頭脳も優れた堅物エリート銀行員・直隆は、派閥争いに敗れ閑職に飛ばされる。ヤケ酒で酔い潰れた所を、マキという青年に介抱されるが、彼にはある魂胆が。ゲイの弟を家から追い出した兄だと直隆を誤解し、弟の境遇に共感したゲイのマキは、復讐に男童貞を奪おうと…?!無理矢理体を繋がされるも、直隆は何故か彼に興味をひかれ…。「不埒なモンタージュ」スピンオフ作登場。


もうお兄さん面白すぎます。
派閥争いに負けた上司のあおりを受けてさっくり左遷され、やけ酒をあおってたところに男の恋人を作った弟から電話がかかってきてそこに八つ当たり。
そんなぐだぐだな状態のところを、見知らぬ男にお持ち帰りされて気付けばホテルで両手両足を縛られて強制的に勃てられ、あれよあれよというウチに乗っかられてしまいます。
突っ込まれるよりはマシか……?
と思わなくもないですが、泥酔して気付いたら素っ裸で訳もわからんうちに男相手にあれこれしちゃったとなったら、けっこうな衝撃でしょう。
冒頭からちょっと同情気味でした。

ここからちゃんと恋愛に発展するんだからすごいよなぁ。
絵に描いたような、身体から始まる関係のパターンですが、弟とか弟の恋人とかが良い感じに絡んできて、スムーズにお話が進んでいきます。
お兄さん、えらくいい人過ぎないか。と思わないでもないですが、根っから真面目で人の感情に鈍感な天然さんならこんなもんかもしれません。

何にせよ、初めはほとんど脅されて持ったはずの関係が、気付けば乗っかられたお兄さんが追いかけることになっていて、無事捕まった受さんとハッピーにゴールインして下さいます。
いわゆる大団円。

個人的には、お兄さんが転職して、元いた職場のボスをぎゃふんと言わせるところとか、閑職に回されたお兄さんに華々しくヘッドハンティングの話がいって周りの人が唖然、みたいな、ビジネス面のカタルシスが見たかったです。
わりと恋愛メインで、仕事面はスルーにちかかったんで、そこもガッツリ読みたかったかなと。
まぁそんなことしたら際限なく分厚くなっちゃうんでしょうけれども。


読後、良い感じに幸せな気分に浸れるお話でした。

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