上海 (幻冬舎ルチル文庫)上海 (幻冬舎ルチル文庫)
かわい 有美子

幻冬舎コミックス 2009-12-15
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ボーイズラブ・レビュー


今年度最大の山場を、よーやく! 乗り越えました。
あとは仕事納めまでまったり過ごせそうです。

そんで、仕事納めの後は一年の締めくくり、オタク(腐女子)の祭典、コミケが待っています。
今回は珍しく、カタログをちゃんと予約でゲットしました。
特典が女性向け(平たく言えばボーイズラブ仕様)で、なんかミニファイルみたいなのが付いていましたが、さてこれはいったいどこで使えば良いんだろう……と、軽く途方に暮れます。


さてさて、シンプルなタイトルです、上海。
主従モノです。
いやー、大好物です主従。
激しいのも良いですが、今回はまったりラブ仕様でした。
こちらもなかなか素敵です。

以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。

幼い頃、天涯孤独の身を拾われたエドワードは、英国貴族の子息・レイモンドへの秘めた想いを胸に、主人に忠実な執事、そして兄弟のような幼なじみとして彼に仕えていた。しかし、歴史の歯車が二人を激動の渦に否応なく巻き込んでゆく―。東洋の魔都と呼ばれた大戦前夜の上海を舞台に描かれる珠玉の恋、書き下ろし短編を加えて待望の文庫化。

中国人なのに、名前がエドワードな少年が受でした。
親に置き去りにされて、屋敷の主人に使用人として育てられるエドワードは、そこの息子と幼なじみのような関係で成長していきます。
で、計算が速く頭が良かったエドワードは、ただの使用人ではなく諸人の財産管理が出来る上級使用人・家令にもなれるような教育を受けさせてもらっていました。
その間に攻になるレイモンドは本国で大学を卒業し、成人して上海に戻ってきます。

使用人としての領分を守ろうと必死になるエドワードと、ただの使用人のようになってしまったエドワードに軽く失望するレイモンド。
それでも、エドワードは滲み出るレイモンドへの思慕を隠しきれず、結局、経営の悪化で他の使用人やレイモンドの両親が帰国した後、身体の関係を持つこととなりました。


なんというか……ものすごく激しく求め合ってくっついて超ラブラブ! という訳ではないのですが、静かに深いエドワードの気持ちが心に沁みます。
戦局の変化でどうしてもレイモンドが本国に戻らないといけなくなったとき、港で見送る場面とかちょっと涙腺が危険でした。
その後、戦争が終わってから必死でお金を貯めて、レイモンドに貰った大事な象牙の万年筆を売ってまで旅券を手に入れて英国に行くエドワード、もう健気すぎます。
控えめと見せかけてその情熱!
こんな男に愛されて幸せだぞレイモンド。
たぶん、このカップルの場合、受の方が愛が深くて根性もあると思います。

書き下ろしで幸せになった二人の姿が見られて大変満足でした。
ハッピーエンドで終わるとやはりほっとするものですね。

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