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ボーイズラブ・レビュー


絶対休めないわ……と思っていたこの日曜日が意外にも休めて気分は上々。
そして気分に合わせたかのように天気も晴れ。
今日はなかなか良い日です。


さてさて、昨日は無事、月を見て団子を食べ、正しくお月見が出来ました。
日本の伝統文化というのもなかなか良いものです。
朧月がたいそう美しかったです。
さて、そんな気分に浸りながら読んだボーイズラブは、平安ロマン・ファンタジーです。
あの時代の服装とか、結構好きです。
昔古典で習った言葉がいっぱい出てきて、ちょっと懐かしい気分にさせられました。


以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
男でありながら、亡き母・小野小町の身代わりとして生きる小町は、暴漢に襲われたところを助けてくれた深草少将に男であることを知られてしまう。だが彼は秘密を共有し、自由のない小町にさまざまな遊びを教えてくれて…。

このお話、なんと主役は小野小町です。
でもボーイズラブなので小町は男の子な設定です。

織田信長が女だという設定の小説は読んだことがありますが、小野小町はお初でございます。
花の色は~とか、思ひつつ~とか、かなりロマンチックな歌を詠んだ人物が男の子になったからと言って、そうそう印象も変わるまい。
つまり小町は100%受!
という無駄な確信を胸に読み始め、当たり前ですがやっぱり正解でした。
これで小町が攻だったらほとんど詐欺みたいなもんですからね。


秘密を共有してくれた少将に幼い恋心を抱く小町と、たまたま知り合った少年・小町に思いを寄せる少将。
割と早い段階で両思いになる二人ですが、そのまますんなりとはいきません。
ある日、実の兄との仲を疑われた小町は、嫉妬に駆られた少将に無理矢理押し倒されてしまいます。
いやもうかなりの無理矢理具合でした。
あわわ、ちゃんと慣らさないとっ! ていうか、初めてなのにそんな一気に突っ込んだら裂ける、いや、そもそも入んのか? あんた実は小さいの!?
と、読んでるこっちが慌てるくらいです。
小町が結構酷い怪我をして三日三晩眠りっぱなしになったとしても仕方ないでしょう。
その後、少将は怒り狂った小町の兄(実は皇太子)に呪殺されそうになります。 小町が取りなしたので、何とかその場は収まりましたが、少将はこの行為を償うために、小町の屋敷にお百度を踏むことになります。

しかもその後、なんと丸1年のお預けを食らいます。
1年て!
いやー、凄い自制心ですね。
我慢しているうちによく枯れなかったもんです。


ちょっと長い寄り道はありましたが、無事くっついてくれて良かったです。


ちなみに巻末にけっこう参考文献があって、このジャンルには珍しいことだなーと思いました。


全くどうでもいいんですが、作中に、いつの時代も女は色男に弱い~、というようなくだりがあり、そこを無意識に「いつの時代も女は男色に~」と読んでいて、あれ文脈おかしい、と気づいて己の腐れ具合に打ちのめされました。 もうどーしようもないですね。

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