BL
★★ボーイズラブ・書評・萌えのブログ★★
ボーイズラブ読みによるボーイズラブ感想ブログ。
妄想まみれの脳みそが紡ぐスチャラカ・
ボーイズラブレビュー

はじめに
  • ボーイズラブとは  これ読んでまずいと思ったら迷わず引き返して下さい。
  • サイトマップ ボーイズラブ・ジャンル別記事リンク



  • 梔子島に罪は咲く(綺月 陣)

    2009年09月27日 clip!

     
    梔子島に罪は咲く梔子島に罪は咲く
    綺月 陣

    大洋図書 2004-12-20
    売り上げランキング : 173845

    Amazonで詳しく見る
    by G-Tools

    ボーイズラブ・レビュー


    色々とやろうと思っていたのですが、久々の丸一日、誰かとの予定が入っていない休日だったので、ひたすら欲望の赴くまま自堕落に怠惰に積読ボーイズラブを小説コミックス入り乱れで読み耽っておりました。
    いかん、幸せすぎる


    で、この作品。
    ヤバイ。
    なんかヤバイ。
    地味に引きこもり願望なんかがあるもんですから、一人部屋で読んでいるとものすごーく引きずられました。
    明るく楽しく引きこもるはずが、なんか情念こもったどす黒い引きこもりな気分にさせられてしまいまして。
    これは誰かに話して分けてしまわねば! と、あわててPCを立ち上げた次第です。
    悪夢じゃないんだから……とは思いつつ、一人で抱えてるのはちょっと精神衛生上宜しくなさそうだったので、ここで吐き出してしまいます。

    以下ネタバレ妄想注意!


    紹介文です。
    「女は間に合うとるんなら、若い男の子はどうです?」高校時代の友人に誘われて、人気デザイナーの諏訪は梔子島を訪れる。さびれて、なにもない…梔子だけが美しい島は、昔より人身売買を生業とする者が暮らす女郎島であった。女たちを買う友人をよそに退屈しきっていた諏訪は、旅館の仲居からこっそりと男娼の存在を耳打ちされた。びっくりするほど美しい少年がいる、と。その場を抜け出すための口実として少年に会いに行った諏訪だったが、いつしか少年に溺れてゆき…。

    うっわー、寂れた離島で買春ツアーとか、なんつー出だしでしょうか。
    しかもそこで好みの女がいないからとお誘いを断ったら、じゃあ若い男はいかがで? という話になり、何となく会ってみたらずっぽり美少年にはまってしまいましたよ、と。

    そんで、一夜の行為が忘れられずにもう一度島を訪れて、更に身体を会わせて、どうにもこうにもいかないくらい溺れてしまい、東京までお持ち帰りしてしまいます。
    遊郭の身請け宜しく、払った金額は500万。
    しかもそれを請求してきたのは、その少年を紹介した女で、少年の祖母でした。
    え、いやばーちゃんっ!

    あんた実の孫に身体売らせた挙げ句、今度は500万で売り飛ばすんですか!

    まったく、なっとらん。
    しかも少年、性に対して奔放すぎますよ。
    いや、奔放とか淫乱とか通り越して、何か色情狂っぽいんですが。

    ずっと入れたままが良いとか、何日もやりっぱなしで攻が萎えたら怒るし、仕事で半日留守にしたら家にある堅くて細長いモノを片っ端から突っ込んで自慰しちゃうし、もう半端ないんです。
    攻も引きずられて堕ちる堕ちる。
    執着した美少年を抱いて奈落の底へ真っ逆さまです。

    地位も金も自信もあった一人前の成人男性が、未成年の少年に執着しまくって狂っていくわけです。

    元いた島に引きこもって仕事すらしなくなって、ついには愛してるはずの少年の身体を売り始めるに至って、こいつホントに廃人になって死んでしまうかもしらんと危惧しました。
    さすがにそこまでは行かず、最後はちょっと働き始め、エッチいお洋服をネット限定発売とかで人気が出て、とりあえず経済的には何とかなりますが、あの異様な執着心はきっと消えてないんでしょうなぁ。


    何とも言い難い引力と粘着質な黒さを持った作品でございました。






    この記事へのトラックバックURL

    http://trackback.blogsys.jp/livedoor/blove/50970382
    この記事へのコメント
    でも舞台が日本の離島で今だからありえね〜とか思うわけで
    むかしの日本でもそういうことはあったと思うし
    今現在でも、実際には東南アジアでそういうの全然あると
    聞くので何とも言いがたい気持ちに・・・。

    変な話、そういう知識があるとこういう話は楽しめなく
    なっちゃうんですよねぇ(苦笑)

    でもラストは実に現代的なオチなんですね;
    ウチの中にいてひたすらやってても何となるのか・・・(遠い目)
    Posted by サンちゃん at 2009年09月27日 22:11
    はじめまして。okameと申します。
    初めてのコメントがこんな内容で申し訳ありませんが、
    この小説は読んでいないのですが、あらすじから察するに舞台である島、モデルがあります。それもちゃんと現代日本に。。。
    今でも行けますよー。今は外国人の売り子さんが多いようです。男娼がいるかどうかは解りませんが。
    作家さんはどこから情報を仕入れるんでしょうね。あくなき探求心からでしょうか…?
    Posted by okame at 2009年09月28日 00:43
    こんばんは。この作品を読んだ時の衝撃が蘇って思わずコメントしてしまいました。

    因習ものとはまた違った日本の「陰」な風習とかじっとり感が、今のBLにはない雰囲気で鳥肌ものです。

    アキミさんのおっしゃるとおり、まさに「言い難い引力と粘着質な黒さ」ですね。
    登場人物がみんな濁りというか歪みがあってクリアじゃないのがこわいです。
    なんだか日本のホラー映画でも観たような読後感でした。

    身売りネタとかとらわれ系ネタの作品はたくさんありますが、本作を覆う澱んで歪んだ空気感は独特だなあと思いました。
    Posted by あねこ at 2009年09月28日 00:51
    なんだろう?読んでみたいような。怖いような。でも気になる・・・
    Posted by だるま at 2009年09月28日 15:11
    >サンちゃんさん
    まぁあれです。
    内容と言うよりは雰囲気がずいぶん現実離れしているので、
    この空気に浸れたら、好きな人は楽しめるんじゃないかなーと思いました。
    ちなみに私はけっこう好きです。
    中毒になりそうですけれども(^_^;)


    >okameさん
    はじめまして、コメントありがとうございます♪
    わー、やっぱりあるんですか。
    行ってみたいような、でも行ってもやることがないような(笑)
    作家さんの情報収集力はすごいですよねー。
    常にアンテナ張って生きてるんでしょうか。


    >あねこさん
    ほんと、独特の空気の漂う作品でした。
    なんかもう、この淫靡さというかなんというか。
    なかなかこういうのにはお目にかかれないですよね……。


    >だるまさん
    怖いもの見たさでぜひ挑戦してみて下さい(笑)


    >
    Posted by アキミ at 2009年09月29日 23:39
    はじめまして沼田といいます。
    いつも、こちらのレビューを参考にBLを買っています^^

    結構前に読みました。表紙からしてエロメインかなーと思って買ったのですが、エロのみでなくホラーもメインのように感じました。
    読んだ後は・・・疲れました^^;
    しかし雰囲気が好きなので未だに本棚にあります。
    Posted by 沼田 at 2009年10月31日 22:53
    >沼田さん
    はじめまして、コメントありがとうございます♪

    た、確かにちょっとホラーでしたよね〜(^_^;)
    仄暗くて、どろ〜っとした感じの。
    なんかこう、クセになりそうな気がしました。
    私も、手元に残すだろーなーと思います。
    Posted by アキミ at 2009年11月03日 15:19