梔子島に罪は咲く梔子島に罪は咲く
綺月 陣

大洋図書 2004-12-20
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ボーイズラブ・レビュー


色々とやろうと思っていたのですが、久々の丸一日、誰かとの予定が入っていない休日だったので、ひたすら欲望の赴くまま自堕落に怠惰に積読ボーイズラブを小説コミックス入り乱れで読み耽っておりました。
いかん、幸せすぎる


で、この作品。
ヤバイ。
なんかヤバイ。
地味に引きこもり願望なんかがあるもんですから、一人部屋で読んでいるとものすごーく引きずられました。
明るく楽しく引きこもるはずが、なんか情念こもったどす黒い引きこもりな気分にさせられてしまいまして。
これは誰かに話して分けてしまわねば! と、あわててPCを立ち上げた次第です。
悪夢じゃないんだから……とは思いつつ、一人で抱えてるのはちょっと精神衛生上宜しくなさそうだったので、ここで吐き出してしまいます。

以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。
「女は間に合うとるんなら、若い男の子はどうです?」高校時代の友人に誘われて、人気デザイナーの諏訪は梔子島を訪れる。さびれて、なにもない…梔子だけが美しい島は、昔より人身売買を生業とする者が暮らす女郎島であった。女たちを買う友人をよそに退屈しきっていた諏訪は、旅館の仲居からこっそりと男娼の存在を耳打ちされた。びっくりするほど美しい少年がいる、と。その場を抜け出すための口実として少年に会いに行った諏訪だったが、いつしか少年に溺れてゆき…。

うっわー、寂れた離島で買春ツアーとか、なんつー出だしでしょうか。
しかもそこで好みの女がいないからとお誘いを断ったら、じゃあ若い男はいかがで? という話になり、何となく会ってみたらずっぽり美少年にはまってしまいましたよ、と。

そんで、一夜の行為が忘れられずにもう一度島を訪れて、更に身体を会わせて、どうにもこうにもいかないくらい溺れてしまい、東京までお持ち帰りしてしまいます。
遊郭の身請け宜しく、払った金額は500万。
しかもそれを請求してきたのは、その少年を紹介した女で、少年の祖母でした。
え、いやばーちゃんっ!

あんた実の孫に身体売らせた挙げ句、今度は500万で売り飛ばすんですか!

まったく、なっとらん。
しかも少年、性に対して奔放すぎますよ。
いや、奔放とか淫乱とか通り越して、何か色情狂っぽいんですが。

ずっと入れたままが良いとか、何日もやりっぱなしで攻が萎えたら怒るし、仕事で半日留守にしたら家にある堅くて細長いモノを片っ端から突っ込んで自慰しちゃうし、もう半端ないんです。
攻も引きずられて堕ちる堕ちる。
執着した美少年を抱いて奈落の底へ真っ逆さまです。

地位も金も自信もあった一人前の成人男性が、未成年の少年に執着しまくって狂っていくわけです。

元いた島に引きこもって仕事すらしなくなって、ついには愛してるはずの少年の身体を売り始めるに至って、こいつホントに廃人になって死んでしまうかもしらんと危惧しました。
さすがにそこまでは行かず、最後はちょっと働き始め、エッチいお洋服をネット限定発売とかで人気が出て、とりあえず経済的には何とかなりますが、あの異様な執着心はきっと消えてないんでしょうなぁ。


何とも言い難い引力と粘着質な黒さを持った作品でございました。

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