純情ロマンチカ 第12巻純情ロマンチカ 第12巻

角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-09-01
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ボーイズラブ・レビュー


会議で地味にストレスが溜まって鬱々とする週アタマ。
やることがあるのに無駄に時間が潰されるほど鬱陶しいことはありません。
月曜からすでにもう今日はは木曜日ですか?
  な気分でジャンプを買って帰宅。

こんな時は無駄に明るい気分になりそうなボーイズラブでも読むのが一番です。
こんな時のために積んでおいたロマンチカの新刊。
巻数もダースに届いた12冊目、そろそろBLではご長寿連載といえる作品となりつつあるこのシリーズ。
さすがの安定感で楽しく読ませてくれます。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
超有名小説家の宇佐見秋彦を恋人に持つ大学生・高橋美咲。就職活動も始まり忙しくなり始めたというのに、宇佐見の従弟・水樹が帰国し泊まることに。自分を敵視する水樹に振る舞わされる美咲だが…?

またウサギさん一族による厄災に見舞われる美咲。
やだなーウザイなー。
こんなやつが隣でイヤミたれやがったら、顔面に拳叩き込んでしまいそうだわ……。
とにかく美咲がやることにはケチを付ける水樹。
だめ、変なトコだけ子供なくせに仕事はできる男とか、側にいたら絶対むかつく。
正論も吐いているんですが、こいつが言うと聞きたくなくなりそうです。

今回はこの水樹が色々と引っかき回してくれます。
本編もですが私の神経も引っかき回された気がします。
どさくさに紛れてウサギさんが美咲のことを、こいつは強い人間なんだ、みたいなことを語るところで、ちょっとスカッとしました。
やー、普段はともかく、そういう面ではちゃんと恋人のこと信頼してるのね!
ということで、地味にウサギさん株がアップしました。

将来を考え始めて、なんか出版社の編集部でバイトすることになった美咲。
面接で聞かれたあれこれ(何日徹夜したことある? 普段睡眠何時間? いざとなったら無理は効く方?……etc)で躊躇っていましたが結局働くことに。
編集ってバイトでもこんな質問されるほどハードな仕事なんか……と乾いた笑いが漏れそうでした。
このまま美咲が出版社に就職っていうのもベタすぎてなんかアレですが、どうなるんでしょう。


なんだかトラブルの種が降ってくるたびに、雨降って地固まる感じで進んできたんですが、これ、美咲が就職したらどうなるんだろうなー。
お互い大人になって1部完で、続きやるならちょっとスパイスの効いたアダルトラブになってほしいなーと思います。

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