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ボーイズラブ・レビュー


友人が崎谷さんにはまってまして、作家買いを始めたとのたまっていたので、私もちょっと他人のブームに乗っかって新刊を買ってみました。
元々二人ともが好きな作家さんではありましたが、どんなきっかけでそこまでずっぷりいってしまったのか、今度会ったら問いつめてみようと思います。
ボーイズラブで作家買いする作家さんって、片手で足りるくらいしかいないので、もっと手を広げたいなーと常々思ってはいるのです。
足りないのは時間だけで。

さてさて、今回のカップリングは学生×リーマンでした。
またしても年下攻!
珍しいことが続きます。
もしかして、年下攻ブームがまた流行り始めたんでしょうか。


以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。
写真学科に通う美大生・篠原亮祐は、バイト先のコンビニに毎晩訪れる真面目そうな隠れ美形会社員を気に入り、毎日見るのを楽しみにしていた。そんなある日、ひょんなことから彼・小井博巳に貸しが出来た亮祐は、彼をモデルに写真を撮らせてと頼む。レンズ越しに素の博巳と向き合うにつれ、外面とその素直さとのギャップに新鮮さを覚え、彼自身に惹かれる心を止められず―。


遊び慣れたまだ学生の攻は、写真家の卵。
密かに目の保養にしていた美形のサラリーマンが泥酔してバイト先でゲロ引っかられたのをきっかけに、彼に急接近します。

写真のモデルになってくれませんかとか、いかにも胡散臭い誘い文句で口説き落として頻繁に会うようになり、どんどんずんずん、距離を縮めていきます。
遊び慣れている割に、けっこう慎重な攻です。
やっぱり本気だとほいほい手を出さないんでしょうか。

どんどん仲良くなって、実は彼が会社で嫌がらせをされていると知り、一肌脱ぐことにした攻。大事な受に嫌がらせをしていたのは会社の上司だったのですが、そいつをちょいと嵌めてこてんぱんにのして二度としないと誓わせ、事件解決の勢いのまま、ほとんどヤケクソで好きだと告白。
相手はノンケなので、そのまま振られると決めてかかって電話を切るわけですが、
そのまま話が終わったらこのジャンルから本は出してもらえません
正しくボーイズラブとしてお話は進み、君ならOK!
という返事を貰ってめでたしめでたし。


で。
この後の書き下ろしの方が波風たちまくってて楽しかったのです。

情事の後の写真がうっかりコンペに出されてしまい、それが受にばれて大喧嘩。 もともと昔からかなり奔放に恋愛を楽しんでいた攻のあれこれが表に出たりと、積もり積もってついに受がプッツンきてしまいます。
穏やかに理路整然と、何処がどうダメで何が許せないかを懇々と説き、トドメに、
「許してあげられなくてごめんね」
と、非の打ち所のない別れ話です。
そこから修復までは、まぁ予定調和なんですが、ここまでドきっぱりと別れ話をするのも珍しいかなと。

けっこうな分厚さで、なかなか楽しませていただきました。
個人的には、攻の奔放具合がもうちょっと読みたかった気もしますが。


でもどうせ友人が買ってるんだから、後で借りれば良かったかも、と、今になって思い至りました。

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