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茅島氏の優雅な生活1 茅島氏の優雅な生活1
遠野 春日

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ボーイズラブ・レビュー


ずーっっっと、読もうかどうしようか友人Yと迷っておりまして、本屋に行くたびに、お前買えよ、いや、そっちが買ったら貸してよみたいなやりとりを繰り返すこと数度。
この度、なぜかふっと壁を越えまして、あっさりネットでお買い上げしてしまいました。これでダブらせてたら大笑いです。

文庫化の作品で、ボーイズラブとしてはずいぶん古いお話になるんだと思います。
今の遠野さんの書かれる作品とはずいぶん雰囲気が違います。
今の方がキラキラと派手めな感じで、こちらはしっとり淡々とストーリーが進んでいく感じです。

どっちも好きですが、茅島氏のお話の方がより好みかなー。
(でもしっとりを読んだ後はアラブとかが欲しくなります)


以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。
桁外れの資産家だが孤独な青年・茅島氏の心を初めて捉えたのは庭師の「彼」。嵐の夜、突然アパートに押しかけてきて告白する茅島氏に、つい意地悪をしてしまう庭師だが、世俗にまみれない茅島氏の素直さに次第に惹かれてゆく。美しいイングリッシュガーデンに囲まれたお屋敷を舞台に、庭師×主人の恋を描く人気作。単行本未収録作を加えて文庫化。

とりあえず、金持ちの良いとこの坊ちゃんです。
滅茶苦茶、浮世離れしてます。
離れているのもほどがあります。
こいつ、足が地表から3㎝ほど浮いてんじゃないのかというくらい、現実味のない男なのです。

とにかく無口で無表情で思考回路が読めません。
出てくる言葉は唐突で、しかもあんまり意思の疎通を図るつもりがないものですから、彼の言葉を理解できる人間はとても限られております。

なにしろ、突然、嵐の夜に庭師の家を訪ねて告白して好きだから寝てくれと迫り、その気もなかった庭師をなし崩しに口説き落として二人で狭いベッドを使うことに成功。
正真正銘のチェリーボーイだったのにもかかわらず、見事な豪腕、直球の誘い受でした。
なんというか、あっぱれ。

そもそも庭師の「彼」は、今のところ名前が出てきません。
名前が出てこないのに、あんまりそれが気にならないという、なかなか希有なキャラです。
だって主役級の攻に名前がないんですよ。
ちょっとびっくりしてしまいます。
そのくせけっこう存在感があるんですから不思議です。


ひたすら雲の上を歩くような茅島氏の生活。
百万を軽く超えるような骨董品を、秘書の好みでぽんと買うか買わないかを決めさせたり、気まぐれで誘った大学の同窓生をタダで全身ドレスアップさせてパーティーに行ったり、とにかく感覚が違います。
一般庶民の理解を遙かに超えた先で息をしている茅島氏ですが、人並みに嫉妬したり恋人の気を惹きたくてあれこれやったりもします。
その辺のギャップが、なかなか楽しいのです。


ぼちぼち、あと2冊もゲットしなければ。

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