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秋霖高校第二寮リターンズ 1秋霖高校第二寮リターンズ 1
月村 奎

新書館 2008-12-10
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ボーイズラブ・レビュー


ようやく既刊を読破。
リターンズは何かパワーアップ版でお届けします!
という感じでした。
何がパワーアップしていたのかというと、主に恋愛パートが。

ギャグ:恋愛がようやく4:6くらいになりました。
……これまでは、恋愛は隠し味くらいの扱いでしたから。

以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。
聡が秋霖高校&第二寮に入って一年が経った。再び巡ってきた希望の春、新学期―。波多野との関係にさしたる変化もないが、それに問題はないはずだった。ところが、第二寮に新たな住人が入寮。彼女は小説家・波多野の大ファンで、そのうえ寮内のおさんどん等々も楽しげにこなしてしまう。使い走りに恋人(?)の座。聡のポジションは奪われてしまうのか…!?ワンダフル・スクールライフ、嬉し恥ずかし大復活。


恋のライバル(女)が登場して、ちょっと焦り気味の聡。
甲斐甲斐しく波多野の世話を焼く、漫画家志望のデキる後輩に危機感と嫉妬を覚えます。
あれ、ぼくには言ってくれないのに、この後輩には何か普通に謝ってるしお礼なんかも言っちゃってる!!

もしかして、キスまでされておきながらこのまま捨てられるかも。


あまりにべったべたなきっかけで色々と自覚する聡なのでした。

しかも、勇気を出して自分たちの関係し確認しようとしたら、あっさり全否定されるし。
ま、これは会話が途中でとぎれたが為の大いなる誤解だったわけですが、聡のダメージはかなりのものだったようです。


後半は、波多野視点の短編がくっついていて、こいつらは実にどっちもどっちだと言うことが判明いたしました。
波多野は、傍目にも感情表現が豊かとは言えず、物書きのくせに口数は少なく話す内容もストレートとは言い難い、しかもその割に自分は確たる愛情表現をしていると確信しているわけです。

で、何でこの俺様がこんなに尽くして好きだと言ってるのに聡には通じていないんだろうと首をかしげているわけです。
やー、先生それは無茶ですがな。

高校生らしい不器用さと言うには、波多野はちょっとばかり精神年齢が高めですが、まだまだ駆け引きが出来るほどではないんですねー。
もしかしたら、聡相手にそんなモノする必要もないと思ってるのかもしれないですけど。


ちなみに、本番はまたもやおあずけ。
最後まで引っ張りますなー!

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