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秋霖高校第二寮〈1〉秋霖高校第二寮〈1〉
月村 奎

新書館 2002-02
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ボーイズラブ・レビュー


なんかもう、癒されたいというか浄化されたいというか。
ほんわかしたかったらこの作家さんだよな……と、実はまだ手を出していなかった秋霖高校第二寮シリーズを3冊買ってきました。
平和なボーイズラブが読みたかったんです。
学園モノで月村さんなら間違いないだろうと思って。


以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。
聡にとって初めての寮生活はピカピカの希望に満ちていた。が、連れて行かれたのはボロボロの一軒家、先住者は双子の美人姉弟、ヤクザな教師、そしてカリスマ美形高校生作家波多野。入寮早々、乱暴粗暴横暴の三拍子揃った波多野に使い走りにされ、言いたい放題に言われて、聡は腹が立ったり落ち込んだりするものの、なんだか彼が気になって仕方なくて…!?ブランニュー・スクールライフのはじまりはじまり~。

いいなー、ワイワイガヤガヤの寮生活!
寮生って、だいたいが変わり者が多かった気がするので、第二寮の人々もこんなもんだろう……聡がんばれ。
と思いながら読み始めました。
(ちなみに私が寮生活をしていた時の寮監は晴海とか同人現役時代のCLAMPを知ってる筋金入りの腐女子で、先輩は夜中に壁の角を伝って天井近くに張り付き、見回り教師が通りかかるや奇声と共に飛び降りて心臓を止めかけたりするおちゃめな人々でした)

仏頂面で暴言を吐きまくる高校生作家様はツンツンツン微デレの攻でした。
(これで実は受だったら仰け反ります)
この先生、なんか可愛くて仕方ないんですけど!
でも、

「編集が来たら居留守を使え! 電話も取り次ぐな! そんなの常識だろうが

と断言しちゃうこの先生。
やー、本音と建て前使い分けようよ!
……じゃなく。この人と仕事する編集さんは大変だろうな、うん……。


聡のことをボロカスに言う波多野ですが、好きな子ほど苛めたい心理の発露なのです。
実はめっちゃ気に入っているのです。
空きが出来たからって綺麗な第一寮に引っ越した聡を呼び戻す為に、「その部屋には幽霊がでる!」と脅させちゃうくらいには、聡のことが好きなわけです。

たまらん。かわゆい!
しかもこの子達、まだ手も繋いでないんですよ~!
3冊でちゃんと最後まで出来るのかちょっと心配です。


ぜんぜん関係ないですけど、「長女体質」って、今の今まで「下の妹弟になんでもやらせて自分はギリギリまで動かない」体質のことだと思ってました。
そっか……下の子たちの世話をせずにはいられない体質のことだったのか。

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