ブログネタ
ボーイズラブ・レビュー に参加中!
FLESH & BLOOD12 (キャラ文庫)FLESH & BLOOD12 (キャラ文庫)


徳間書店 2009-02-25
売り上げランキング : 302

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ボーイズラブ・レビュー


そろそろ1年に1冊ペースか……という刊行ペースになってきたFLESH & BLOODシリーズ。 贅沢は言わないから年間3冊、いや、2冊は読みたいものです。
放置プレイもほどほどに!


で、今回は限定版と通常版の二種類発売。
最近流行りの限定版ですが、小冊子が本編と同梱というのはすっごく嬉しいです。
わざわざ郵便局やら銀行に行ったり応募券集めて郵送とかしなくても、本体にプラス何百円か払うだけで良いので、ホントありがたい。
応募券を残しておいて為替を買って応募という気力と時間がなかなかないので、全員サービス小冊子とかはここのところよほどでない限りノーチェックなんですよね……ふう。

しかし、ここに来てまさかのイラストレーターさん変更。
うううっ!
それは、それはちょっと待って欲しかったっ!

せめてカイトとジェフリーが正しくボーイズラブするまでは!


以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。
海斗救出を阻む最大の敵・ビセンテは不在!!その間隙をついて、海斗奪還に成功したジェフリー一行。けれど再会の喜びも一瞬、逃亡の旅に出ることに。道中、病を押し隠す海斗は、次第に短くなる咳の発作に、内心不安を募らせていく…。一方、いち早く罠に気づいたビセンテは、猛追跡を開始して!?追う者の希望と追われる者の命を賭けた、息詰まるスペイン脱出行、ついにクライマックス。

小冊子付きを無事ゲットできてとりあえずホッとしました。
↓いつも行く本屋さんでは瞬殺だったようです。
fleshblood12
結局、いつも通りネットのお世話になりました。
予約し忘れるなんてホント、間抜けこの上ない話です。

ちなみに限定版は、再会場面のナイジェル視点のお話でした。
ナイジェル、報われる確率の低い恋の戦いに突き進む男。ライバルは親友という、レディコミ系なら当て馬役で、向かう先は泥沼の修羅場という立ち位置にいるのに、何でこんなに切なく、しかも爽やかなんだ!!
ある意味得がたいキャラだと思います。

さて、本編はいよいよ風雲急を告げる怒濤の展開に突入です。
ビンセンテに攫われたカイトの救出劇もいよいよ大詰め。
ジェフリー・ナイジェルは、愛しいカイトをようやく取り戻すことが出来ました。

が、なんとも哀れなのがビンセンテ。
敵なのにカイトには優しくて誠実で、彼のことを本当に好きな男。
最後まで手元に置こうとしますが、生きた屍みたいなカイトを傍に留めおくよりはイングランドで生き延びてくれと、逃がしてくれます。


ナイジェルにジェフリーにビンセンテ。
こーんないい男3人に愛されるヒロインが18歳の少年とは。
しかもまだその誰とも裸のお付き合いに至っていないとは!
意外の念を通り越してもはや奇跡的ですらあります。

カイトが発症した結核のような病気のこともすっごく気になるわけです。
つか、この時代に罹ったらもうこの世とさよなら確定なんじゃ。
まさか最近で現代と繋がって和哉と会えるかもな雰囲気満載な演出は、治療目的に一時現代へ帰還の伏線かしらと、ちょっとドキドキ。
でもこれって禁じ手だよなー……。
タイムスリップ系は、何らかの条件下で行き来出来るパターンと、一回渡ってしまったら二度と戻れないパターンがあるわけですが、個人的な好みは後者です。
もしくは、戻る手だてはあるけどすごく条件が厳しい(天は赤い河のほとりみたいに。)とか。

実はストレス溜めすぎの胃潰瘍で吐血+毒で喉が炎症、くらいで勘弁して欲しいものです。
せっかく助け出してもらったんですから、是非とも健康的に長生きして頂きたい。

    ↓WEB拍手です↓
   web拍手