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最悪 (幻冬舎ルチル文庫)最悪 (幻冬舎ルチル文庫)
ひちわ ゆか

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ボーイズラブ・レビュー


もう読めるなら再録でもだろーがなんだろーがどーでも良い!
だって書き下ろしが付いてるんですもの。

新刊をこんなに待ってる作家さんなんてそういないんですが、間違いなく5本の指に納まる位置にいるひちわゆかさん……。
待たされる年月もなかなかの上位に常にランクインしております。
(とはいえ、来月は順調に何事もなくいけば新刊が出るハズなんですが)

続きを待ってるあれとかこれのことも、出来ればいつかは世に出して欲しいと思いつつ、とりあえず読めるものは読めるうちに!

最悪なのは先生、あなたの発刊ペースですよと心で呟きながら、でも出たら絶対、しっぽを振りながら飛びついちゃうんですね。罪な作家さんです。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
橘英彦は、同期の中でも異例のスピード出世を果たしたエリートサラリーマン。その英彦が出張先で不本意ながらも再会してしまったのは、数年前に三くだり半を叩きつけた元恋人・有堂だった。傲岸不遜で厚かましくて無神経で、そしてどうしても忘れられない男―。別れた時と全く変わっていない有堂に、英彦は再び振り回され!?書き下ろし短編も収録。

超絶・ずぼらで態度がでかくて厚かましく、それなのに男前で情に厚くて良い男。
そんな有堂を全力で振った英彦ですが、うっかり再会してしまったのが運の尽き。

帰宅したら、脱衣所までの廊下に点々と脱ぎ捨てられた靴下やら上着を拾い、楽しみにしていた仕事明けのビールを残らず飲み干され、足りないからもっとよこせと催促される――いやー、これが自分のダンナなら間違いなく床に蹴り倒してやるところです。

学生時代に起業して苦労しつつもさくさくと金貸し業界の上位に登りつめ、常に先を行かれているとコンプレックスを抱えていた英彦ですが、惚れてしまえばどーしようもない。
いやよいやよも好きのうちとしか言い様がなく、なんだかんだ言っても離れられません。


罪な男です有堂。
でもそんな有堂にも可愛いところはあって、けっこう一途に英彦が好きなんですよね。
振られたショックで大事なお腰の剣が役に立たなくなる程度に落ちこんでいたのです。
つか、そんなに好きで、振られて凹むならなりふり構わず追いかければ良かったのに。
この意地っ張りめ。


こんなふたりのやりとりとか、仕事の話とか、いやもう超楽しい。
働く男は格好いいですね! と素直に思えるステキな仕事ぶりが拝めます。
もちろん、ねちっこいエ口も。
食べ物はおいしそうだし(この作家さんにかかったら、市販のもずくやらミネラルをーターで入れた珈琲やらが滅多にない美食に思えてくるんですよね)、各所に笑いが転がってるしで、めっちゃ癒されました。


書き下ろし、エピソードを絞るのが大変だったとかおっしゃってましたが、そんな絞るなんてもったいない。全部書いて気前よくもう1冊出してくれても良かったのに!

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