思い立ったように勉強を始めた母。

何か資格を取るのかと思いきや、挑戦するのは


奈良検定。


なにゆえ奈良なのですか母上。
(ちなみにこれの前にとった資格が愛玩動物管理資格士とかそんな名前の動物関係の資格でした)

脈絡が無いにもほどがあります。
このところ、古墳の数がどうの十津川の吊り橋の高さがどうのと、歴史なんだか豆知識なんだかよう分からん暗記事項をメモしたりつぶやいたりしております。

私も何か協力できればと思い、高校~大学時代に掛けて使っていた日本史の教科書とか資料なんかを提供してみたりしました。

しかし、どうにもはかどる様子がありません。
ま、少なくとも歴史の教科書には奈良県にいる鹿の頭数は載ってません。


そして先日、ついに母は長い文章を読むことを放棄しにかかったのです。
試験勉強(?)なのに!

まず手を出したのは、小学生の時に弟が読んでいた「まんが日本の歴史」。
でも奈良時代とか、瞬殺なんですよねぇ、ページ数的に。

で、ごそごそと私の部屋にやってきて本棚を見渡し、おもむろに手を取ったのが、


日出処の天子


全7巻に渡って綴られた聖徳太子の生涯、と書けば聞こえは良いですが、この本の所在はホモタワー(ボーイズラブばっかりが収納された回転式本棚)。
そしてここの聖徳太子は魔性の襲い受です。

「これ、借りるから!」


と宣言して7冊のコミックスを持ち去った母。
試験は来月です。

……受験料、もったいないんじゃ……?

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