雪の記憶雪の記憶
剛 しいら

笠倉出版社 2008-11
売り上げランキング : 40349

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ボーイズラブ・レビュー


シリーズ途中の「緑の記憶」を読み、このカップルの過去が知りたいっ!!
と熱望していたにも関わらず、前作を手に入れて読む前に新刊が発行されてしまいました。 というか、日々の暮らしに追われていつの間にか忘れてしまい、新刊のタイトルを見て、ああ、まだ最初の2冊読んでなかったわ、と思いだした次第です。
そして今現在も、アマゾンでは品切れ、マーケットプレイスでは定価越えという状況が続いていました。
うーん。シリーズ続けるならときどき再版して欲しいなぁ……。

内容の方は、相変わらずできあがったカップルのあれこれで、安心して読めます。

以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。

臨床心理士の如月は、年下の恋人・佐々木との暮らしにも慣れ、慌ただしくも満ち足りた日々を送っていた。寝食を忘れて仕事に没頭する如月を心配した佐々木は、休息を取らせようと山奥にある温泉へと連れ出すが、雪山で遭難した少年を発見したことによって、事件へと巻き込まれてしまう。

名探偵が歩けば事件に当たる。
臨床心理士が雪山に行けば、訳ありげな行き倒れの少年に当たる。

ということで、せっかく休みを取って温泉に行ったにも関わらず、旅先で自殺未遂だか殺人未遂の少年を拾うことに。
如月の性格からして放っておけないのはともかく、なぜか東京に戻ってからもその少年に構いつけ、記憶が戻らないなら催眠療法を受けさせたいと、なんと手元に引き取ってしまいます。
人が良いというか職務熱心というか。
たまたま助けた見知らぬ少年をそこまで気に掛けられるのがすごいというか。

何よりその恋人の言い分を聞き入れちゃう年下攻がすごすぎます。
年下なのに大人で家事万能の、物わかり良すぎる恋人!
いや、優しすぎるだろう!
前の巻よりさらに物わかりが良くなってる気がするのはたぶん気のせいじゃないはず。
あちこちに意識を向けてそっちに没頭してしまう恋人を持つと攻は苦労しますね。


今回も何とか良い方向に解決思想だから良かったものの、なかなかきわどい橋を渡っております。メインカップルじゃなかったら、人が死ぬ可能性も低くはないわけで。
素直に良かったねと言いたい。

で、どこをどう転がしたらそういう話になるのか、ラストでは記憶が戻ったけど保護者がいなくなってしまった少年を、なぜかこのカップルが引き取って同居することになってました。
え、いや……いいの??
高校生……寝室からなんかギシギシ響いてきたらヘッドフォンでも付けてろ、と爽やかにお言い諭す保護者でほんとに良いの!?

4冊目にしてついに愛の巣に同居人を抱えることになったこのカップル。
次はどういう展開になるのやら。

    ↓WEB拍手です↓
   web拍手