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ボーイズラブ・レビュー
友人から、清澗寺伯爵家総ホモ伝説を聞かされまして、手に取ってみた1冊。
噂に違わぬケモノっぷりに開いた口が半分しか塞がりませんでした。
この伯爵家、もう後世に血を繋げようとか思ってないな。
一家揃ってこの調子で男同士でよろしくやっていたら、残るものも残りません。
というか、これは1冊目じゃないと買ってから気付きました。
そして調べているうちにさらなる発見をしてしまいました。
……これ、このシリーズ、たぶん妹が買ってた……っ!!
つか、弟に音読して聞かせたシリーズじゃん!
あちゃー。
でもまったく内容が思い出せないところを見ると、結局私は読まなかったっぽい。 ああ、もったいないコトしたなぁ。
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
男爵家の三男・伏見義康は、政界の重鎮の後継者として将来を嘱望されていた。友人との賭けから清澗寺伯爵家に忍び込んだ伏見は、かつて言葉を交わした妖艶な美少女が、実は御曹司の冬貴であることを知る。清澗寺家の財力と名声を利用するため冬貴を手懐けようと画策する伏見は、無垢な冬貴を抱くが…。純粋であるが故に、淫らに染まる躰に魅せら囚われていく―。狂おしいほどの情欲と純愛の、至高のラブロマンス登場。
美少女と思いきや美少年。
しかも、伯爵家の威光を利用すべく手懐けにかかったその美少年にあっさり陥落させられる攻。
そう、この攻、あれこれと偉そうなことをいっぱいのたまうくせに、いざ蓋を開けてみたら妖艶な美少年にどっぷり溺れてしまっていたのです。
この伯爵家の末息子は、一族の巫女(?)のような位置づけだったらしいのですが、巫女と言うには甚だふさわしくない夜の生活が繰り広げられます。
いやもう、ホント誰でも良いんです、この少年は。
なにしろ攻が忙しくて相手をしてやれなかったら、家から抜け出してなんと流しの相手に1銭で身売りしてしまったりするんです。
1銭て!!
あんパン1個の値段ですよ!?
(参照URL)
具体的に言ったら 200円 ですよ!?
攻じゃなくてもくらくらしてしまいます。
現代で援○交際しようって人間だって鼻で笑ってしまうでしょう。
もっと自分を大事にしなきゃ!
ここまで奔放な受って、ボーイズラブではちょっと珍しいんじゃないかなー。
相手を選ばないにもほどがあります。
しかも罪なことに、恐ろしく美しい顔形をしているので、相手もよりどりみどり。
伯爵家の末息子の寵を巡って、良いとこのボンボンが決闘の末相打ちなんて事件まで起きてしまいます。
にもかかわらず、心は最初から攻のものだったと最後の最後で世紀の大告白。
これ、遊びまくった女が彼氏に言ったらボロ雑巾のように捨てられても文句を言えないレベルの話なんじゃないかなぁ。
これで許されてハッピーエンドで落ち着けるファンタジー。
うーん。
少女マンガも真っ青ですね!
でも、この受、実はけっこう好きです……うーん。
男だから許されるんだろうか、美形だから許されるんだろうか。
それともボーイズラブだから??
なんにせよ、伯爵家の他のシリーズも読まねばと思ったのでした。
とくに息子同士を裸で仲良くさせちゃうこの父親がどんなお相手とどんな熱愛を繰り広げたのかは非常に気になります。
↓WEB拍手です↓
アキミ
とうとう手に取られましたね。お待ちしておりました(笑)
是非一冊目の長男・国貴編から読み進めてくださいませ。
因みに私は清澗寺伯爵家の次男・和貴と深沢直巳の絡みが好きです(これは二冊目です)。