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ボーイズラブレビュー

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    野良猫とカサブランカ(中原一也)

    2008年06月16日 clip!

     
    野良猫とカサブランカ野良猫とカサブランカ
    中原 一也

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    ボーイズラブ・レビュー


    しばらく間があいていますが、その間もガッツリ読んでいました。
    なれない肉体労働が続くと、更新する前に力尽きてそのまま夢の国へ旅立ってしまうのです。ベッドの上で気持ちよく1日1ホモして、PCの電源入れる前にめくるめく桃色のモヤの中へふわふわと……。

    覚えてないけど絶対、夢の中でもなんか妄想してます。
    ベッドサイドに積み上がったボーイズラブの山が、夢の中まで出張してせっせと働いているに違いない!

    だって今日の朝、目が覚めたらまだ読んでないBL小説握りしめてたんですよ。

    どんだけ飢えてんだオイと、朝っぱらから虚しい自主ツッコミ。
    そのへん、不自由させた覚えはないんですけど。

    ちなみにこの作品が、夢の仲間で追いかけてきた根性ある子です。
    オビのアオリにはでかでかと、


    「執着フェア!!」


    の文字が踊っておりました。
    さもありなん。

    以下ネタバレ妄想注意!




    紹介文です。

    あんまりつれなくすると、ベッドで苛めるぞ。
    男に飼われていた過去を持つバーテン・律は、どこか陰のある傲慢な刑事・須田に捜査の協力を頼まれる。母譲りの美貌と線の細い躰に反して生意気な律の反応を面白がり、挑発してくる須田。憤りを隠せない律だったが、消し去りたいはずの過去を互いに抱えながらも、対峙する強さをもつ須田に掻き乱されていく。意地の張り合いと酒の勢いから、律の中に眠る被虐の血を呼び起こす須田だったが…。責め苦に悶え悦ぶ罪深い躰を思い知らされた律は!?


    飼い主のアレをバッサリ切り落とした挙げ句、ヤクザに悪行を密告して自分はさっさとトンズラした、なかなか根性の据わった野良猫です。
    ていうかね、さすがに痛いでしょ、切り落としたりしたら。
    自分も男のクセにやることえげつないかも……と、ちょっとだけ同情。
    しかしまあ、年端もいかない少年を金と衣食住で釣り上げて好き放題やってたヘンタイの末路としては、とても正しいものだったとは思います。

    そんな過去を持つ受を精力的に口説き落とそうとする刑事。
    同僚に嵌められて足を掴まれ出世街道を断たれた、いわゆるはみ出し者の攻は、これまで曲がりなりにもはみ出していなかったのが信じられないようなゴーイングマイウェイ男でした。

    初対面の相手(しかも上司に紹介されるはずの相手)に向かって

    俺の犬になれ

    と言い放つ人間は、たぶん一般社会にはそうそう転がってません。

    喧嘩腰のやりとりが高じて、ノリと勢いだけでうっかり最後まで致してしまうお二人。
    なんか気がついたら受は立派なツンデレ微Mで、攻は若干オヤジ入り気味でSに目覚めかけていて、ちょっとしたカオスでした。
    しかもクライマックス。
    昔、受を飼っていた男との因縁の対決終了後、攻はラストスパートとばかりに最後の肌色シーンをステキに演出しようと試みます。

    受が飼われていた時にトラウマになっていたカサブランカ(しかも雄しべついたまま!)をベッド一面に敷き詰め、

    「昔のことなんて全部忘れるくらい、イイ思いさせてやる。
     お前が次にこれの匂いを嗅いだら、思い出すのは俺だ」


    っていやいや!

    なんつー強引な上書き保存ですか!

    幼少期のトラウマ舐めんなよ!?
    一回や二回のナニで記憶上塗りできるならその辺で開業してるカウンセラーだのセラピストはまとめて失業してしまいます。
    さすがにそれはないよ、ね……??


    と思ったらその通りになってしまいました。

    目の前には、あんなに忌まわしく思っていたカサブランカの花があるというのに、今は満たされた気分だ。


    ……まぁ、最終的に本人が幸せならそれで良いんですけれども。






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    この記事へのコメント
    私もこの作品実相寺サンのイラストに惹かれて買いました。
    最初はもっと軽い作品だと思っていたのですが、受があまりにも強烈すぎました。  ちょん切っちゃ駄目ですよ・・・。
    Posted by 舜 at 2008年06月17日 21:16
    >舜さん
    強烈でしたよねーっ(笑)
    びっくりしました、ホント(^_^;)
    Posted by アキミ at 2008年06月26日 23:19