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ボーイズラブ・レビュー


人狼もの大好きです。
ファンタジーも異種間恋愛も人外同士でラブラブも私の萌ツボを心地良く刺激してくれます。
そんなわけで設定買い。
うん、良い買い物でした。

リンクスロマンスさん、最近は人外ものに凝っているんでしょうか。
ちょっと前にもケモノ×ヒトの作品を出版していましたし。

この調子でガンガン攻めていって頂きたいものです。
少なくとも私は全力でついていきます。
以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。

撃たれた狼を助けた獣医の良宏。ある夜、狼は美貌の男へと変貌し、番となる同族の良宏を探していたと告げる。その男・カイルは百年程前、狼伯を継ぐ者として生まれ、儀式を経て人狼となったという。驚愕する良宏だったが、言われるがまま逞しい体に噛みつくと甘美な興奮を覚えた。さらに、それこそが番の証だという、体だけでなく心までも繋がる“同調”によって、深い悦楽を教えられる。己に眠る人狼の血に目覚め始めた良宏。だが、人狼ハンターが迫り―。


撃たれた狼を助けて治療したら、その狼はある日ベッドの中で金髪の美丈夫に変身してしまいました。

目覚めたら金髪美女が裸でベッドに――というシチュエーションなら男としてウハウハというか素晴らしい据え膳かという感じでしょうが、いくら美形でも見知らぬ全裸の男が隣で寝てたらドン引きでしょう、普通に考えて。
しかもその裸の男が握手もすっ飛ばして熱い抱擁&キスをかましてきた日には……どう見てもアウトです、悪夢です。
しかもその男は、自分が狼だと激白し、自分たちはつがいで、つがった相手は一生守ると宣言したものですからもう大変。

しかし。
良宏は比較的……というか、こんな時に一般人が取るであろう行動を想像して比較するに、格段に冷静な言葉を紡ぎました。

「あんたのしていることは間違っている。

俺は牡だ。あんたの番うべき相手じゃない


正しい。
素晴らしく正しい発言&説得です。
が、悲しいかな、このボーイズラブというジャンルにおいて、世間一般にまともとされる反応が正しく報われる可能性は限りなくゼロに近いのです。

あれよあれよと言ううちに、良宏は昨日まで狼だった美形男に言いくるめられ、なし崩しに肌色シーンに突入、そのまま最後まで突っ走ってしまうのでした。


お話の中で徐々に人狼一族の秘密が語られていくわけですが、もうこの種族、存在自体が色々と自然の法則に反しまくっています。

「驚くのも無理はないが、我々には牝の仲間はいないんだ」

驚愕。
なんで牝のいない一族が血統を繋げるんだよオイ!
(正確には、変身できる牝はいないというだけで、血を継いでいる個体はいるということらしい)
で、変身できる牡の人狼は、同じく変身できてかつ相性もばっちりの牡を捜し出して番うんだそうです。
そんなコトしてたら変身できる純血種(?)の血なんかどんどん薄まって自然消滅すること間違いなしだと思うんですが。ここは遺伝子のミラクルという伝家の宝刀でALLクリア、ということでしょうか。


ストーリーは、バチカンのハンターに追われつつ愛をはぐくみ、良宏が人狼一族の仲間入りを果たし、番った男との永遠の愛を誓う、というハーレクイーンも真っ青な王道を地で行く筋立てです。

悲しいかな、バチカン公認の狼ハンターがあまりにショボすぎて戦闘シーンの迫力はイマイチです。でもそこはメインじゃないんで軽く流します。


肌色シーンは、なんかこう、禁忌を犯している感はほとんど無くて、むしろ健康的でした。
なんでかなーと首を捻っていたのですが、獣の妻乞いと比較してなんとなく納得しました。
すなわち。

獣の~はケモノ×ヒトで正真正銘の獣○モノだったのですが、今回はケモノ×ケモノ。
まぁ牡同士というあたりで若干踏み外してますが、狼同士が番ってイチャイチャしているだけです。

同種の獣同士が睦み合うことを、普通、自然界では交尾と呼びます。


なんだ、牡の狼同士が交尾してるだけじゃん。


……こんな納得の仕方をしてしまう己の腐れ具合を、ちょっと心配した方が良いかも知れません。

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