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君のために泣こう 君のために泣こう
英田 サキ

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ボーイズラブ・レビュー


仕事がせっぱ詰まってくると、ジムが銭湯がわりに使われ始めます。
仕事帰り、トレーニングルームは素通りして浴場に直行! と……。
サウナで汗と一緒に疲れまで流れてしまえばいい、と思いつつ、さっぱりしてから帰宅するのでした。

さてこの作品はさっぱりと言うよりはしっとり。
兄弟で近親相○やってます、血は繋がってないみたいですが。
ちょっと前に発行されていて、今よりはおとなしい感じでした。

これほっといたら泥沼になるんじゃ。
みたいな設定なのに、なんか最後まで静かにきれいに終わりました。


以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。

「本気で嫌なら抵抗してみろよ」父親がなくなり、ひとりぼっちになってしまった静一の元に、ずっと離れて暮らしていた弟の亮介が帰ってきた。すっかり大人の男に成長している亮介はまるで知らない人間のようで、静一は落ち着かない。そんなある日、酔った静一は男とホテルに入るところを亮介に見咎められ、越えてはいけない一線を越えてしまう。こんなの許されない、例え血が繋がっていなくても…煩悶する静一に情熱を隠さない亮介だったのだが…。

家族として認識していた相手に恋心を抱く――なんかもうその設定だけで、仄暗く背徳感あふれるイメージなんですが、読んでみるとそうでもないんですよね。
そういうこともまぁ、多分もしかしたらあるんだあろう、と、なんとなく納得させられていると言いますか。
血は繋がってないし、離れて育ったし、環境がいわゆる普通の兄弟とは違ったこともあるのかもしれません。

静一は年上の受ですが、呆れるくらいしょっちゅうメソメソ泣いてます。
この1冊で私の10年分くらいの涙を消費したんじゃないでしょうか。
臆病で、ちょっと途中で渇を入れたくなるような性格の彼ですが、亮介にはそのへんも可愛くうつっていたんでしょう。
あばたもえくぼの見本かも、とか失礼なことを考えつつ読んでいました。

お互いの気持ちを確かめ合ったあとも、お約束のように亮介の将来を考えて身を引こうとしてしまう静一。
でも結局あれこれのあとは元の鞘なわけです。
ある意味、見事なボーイズラブの予定調和と言える流れでエンドに繋がっていきます。

淡々と進んで、ドカーンという盛り上がりがあるわけでもないんですが、過去の母親の事故のこととか、静にひっそりと真相が明らかになっていったりして、なんか最後までひっぱられたのでした。

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