ベリベリ表紙
※この本は、ホワイトハートから発行されている邪道シリーズの6~9巻連動応募者全員サービス本です。市販はされていません。ただ、申し込みそびれても10巻でリターンマッチできるそうなので、まだ入手可能っぽいです





4巻連動という(期間的に)壮大なスケールだったこのサービス本。
内容は……内容は……スペシャルでした。
表紙は2カップルあるうちの受&受コンビ。
犬猿の仲のはずなのに何か良い雰囲気です。
ピンクて。なんて可愛いんだ。

アシュレイ(受)は可愛く、桂花(受)は色っぽく、相変わらずティアは若干変態入ってて柢王はいい男でした。


以下ネタバレ妄想注意!


ティアが秘書の桂花になんと163着も服をあつらえたことが恋人である柢王にバレてしまい、柢王はティアに絶縁宣言、焦った桂花が犬猿の仲であるアシュレイに助けを求め、二人の友情を復活させる――というのは建前で。

実情は、柢王とティアが共謀してアシュレイと桂花の仲の改善を図ろう! ということで打った下手な芝居でした。


それにしても163着!


間違いなく! 私のクローゼットに入ってる春夏秋冬のお洋服全部足した数より多いです。つーか何倍だろ……絶対、3桁も服持ってないしな。
作りも作ったり163着。
金持ちの金銭感覚って!!


で、アシュレイを柢王とティアの緩衝剤にすべく一生懸命に説得して、女装させ、かつ園遊会に出席させようとする桂花。
天敵にエ口い服(女物)を着せるために涙ぐましい努力をします。
その選択肢として用意されたお洋服の一群がどの程度ヤバいのかと言いますと。

なんで、尻の後ろに割れ目があるんだ?

とか、

肩とか胸とかに穴があいてるのは何でだ?

という、ごく健全に育った王子様の質問を御覧いただければご理解頂けるかと思います。
そしてその王子様の質問に答える桂花は必死です。

前者には、「座りやすさの追求と、シワ防止です」。
後者には、「生地が厚いので、関節が動きやすいようにとの配慮です」。

白々しいにもほどがある!

というか、優秀な頭脳の無駄遣い?
そしてこの説明で丸め込まれるアシュレイ! 
南国の将来がちょっぴり心配です
そしてすったもんだの末、桂花が南の跡継ぎに着付けたドレスはといえば、肩から二の腕に掛けて肌が剥きだし、胸もひし形にざっくりとえぐれており、下は深すぎる切れ込みの入ったスリットで、ほとんど太腿の付け根から覗いている足には膝上まで隠れようかという編み上げブーツ。

どこのデザイナーがどんな妄想の果てに制作したのか、余人には想像もつかないデザインとなっておりました

そして、その斬新すぎるステキドレスを身に纏った恋人(男)を前にした天界で一番エライ人(男)は、園遊会の最中に跪いて「結婚して」とぶちかまし、衆目を驚かせることとなりました。
いやさすがに、読んでるこっちもぶっ飛びましたけど。
天界の将来がとても心配です

そもそも発端は163着の服です。
秘書の特典として間違えてるとしか言いようのない、なんか色々とどうかしている数々のドレスです。破格すぎる待遇が原因でケンカとか、庶民舐めてます。
柢王は気っ風が良すぎて、給料はすべて花街の女たちや桂花へのあれこれで消えていくらしく、彼らの生活費は桂花のバイト代から捻りだされているという。
王子様の生活費の為に恋人が秘書のバイト!(ちょっと違うけど!)
柢王……163着に張り合ってこれ以上、無駄な出費を増やさないかが心配で堪りません。 桂花の苦労が忍ばれます。


それにしてもこのカップルズ。
ついに受攻関係なく全員が女装してしまいました。
今回は女装しなかった桂花は、ヒョウ柄で尻に割れ目のある服を着て柢王を誘惑してました。


本編のド修羅場が嘘みたいな平和な1冊でした。


ごちそうさまです。

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