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豪華客船で恋は始まる (B-BOY NOVELS)豪華客船で恋は始まる (B-BOY NOVELS)
水上 ルイ

リブレ出版 2007-01
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ボーイズラブ・レビュー


解体された妹のホモ御殿から救出したうちの1冊です。
一生懸命掘り返して未読の気になるボーイズラブを、ほんの紙袋2袋ほどだけですが何とか確保したのです。
それをちょくちょく、地味に消化していってます。

で、シリーズ化してリブレでも新装版が発行され、CD化も早々に済ませた、ある意味この業界での成功パターンを地で行く作品なわけですが。

や、これギャグじゃないよねシリアスよね、というかこれ本気? 本気でやってるの? ここは笑うところなの、良かったねぇと言う微笑ましい場面なの、ああやっぱり真面目にやってたのか、でも駄目ゴメン笑いが止まらないわ~……。
という感じでした。
妹には怒られましたが、私は笑うところだったと読了した今でも信じています。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。

「オレが跡取り息子の花嫁だって~っ!?」 傾きかけた父の会社を救うため、湊は世界一の大富豪・バルジーニ家に嫁ぐことに!! 花嫁修業でイヤイヤ放り込まれた豪華客船。オレを待っていた鬼の教育係は、漆黒の髪にすみれの瞳の超美形船長で…! 海の貴公子と、めちゃくちゃ熱い恋に落ちる。最強メガヒットラブ! 大量書き下ろしは甲板H!


もう冒頭から笑うしかないんです。
傾いた家の会社を助ける為に、イタリアの超金持ち御曹司に身体ごと買われていく哀れな青年が、豪華客船の上で自らの境遇を嘆きつつ、ちゃっかり一目惚れした男のことを思い出して無自覚に恋煩ってます。

その美貌の男が攻で、御曹司に差し出して恥ずかしくないように受を教育する役目をあてがわれ、イタリアまでの船に同乗していたのです。

非道いことばっかり言うしするし、でも気になって仕方ない、あれ、いつの間にかオレ、コイツのこと好きになっちゃった、でも彼はただの教育係で、好きになっても結局一緒にはなれなくて金持ちの御曹司の慰み者になってしまうんだ云々という、非常に明快な葛藤が受の中で繰り広げられます。
が、結局その悩みはきれいさっぱりぬぐい去られます。

なぜなら教育係=金持ちのボンボン

だったからです。
そりゃそーだよ。
いくらなんでも、たかが教育係が主人の恋人候補をつまみ食いして許されるとかありえないもんな。

そこまでの展開なら、こんなもんか、で終わったと思うんですが、さすが人気作品。
まだ続きがあります。
なんと、受が守ろうとした家の会社の社長――つまり受けの親がこの事態の黒幕だったのです。
会社が赤字で傾いたなんて真っ赤な嘘。
息子が会社経営に興味を持たないコトを憂慮した金持ちの社長二人が、

ウチの息子さぁ、会社継がないって言いだしてて大変なんだよねぇ。おや君のところもかね? いやいやうちはそれだけじゃなくて息子が下ゲイでね、孫に継がせるってことも期待薄で……なんだって、君の息子さんも!? お互い苦労するねぇ……もういっそ、そのへんの馬の骨(しかも男)に大事な息子を取られるくらいなら、君のとこの息子でももらおうか。見合いでも企画するかね。うんそうしよう!

……という流れ(だと思う、予想だけど)ののち、一芝居打たれたのでした。
金持ちの御曹司同士が男同士で両者の親公認の見合い

笑うところですよね!?

しかもそれだけじゃないんです。
ネタばらしの後、彼らはさらに男女が歩むであろう王道を美しく踏襲していきます。

攻「……ミナトくんを、ぼくにください」

父「ふつつかな息子ですが……よろしくお願いいたします」


いや、そりゃね。
「くん」が「さん」で、「息子」が「娘」ならごくごくまともな流れだと思うんですが、このやりとりは一体何事でしょうか。
で、そのまま、ミナトは攻にお姫様だっこされてしまい、

「若い者同士親交を深めたいので。本日はこの辺で失礼します」

と仲良く揃って退場。
そのままお洋服の要らない運動へとなだれ込みます。

あとは若い者同士で~は、どっちかってーと自分で言い出すんじゃなくて付き添いのおばさんとかが勧めてくれるもので、そして勧めているのはもちろんホテルのお庭での散歩とか、そーいうレベルの親交であって、間違えてもギシギシと擬音が聞こえてくるようなあれこれではないはずで……。

いや最早何も言うまい。
ちなみに書き下ろしは南の島でのラブラブバカンスでした。

うん、何も言うまい。

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