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夜叉と獅子夜叉と獅子
羽根田 実

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ボーイズラブ・レビュー


刺青萌えな受が素敵なボーイズラブでした。
フェティシズをムメインに書ききった作品って、意外に少ない気がするのですが気のせいでしょうか。
少ないというか、パッと思いつくのがひとつもないんですが。

この作品は、フェティシズムと恋愛がミックスされた感じのヤクザものです。

なにしろ帯には、

おまえは、刺青を入れた人間しか興味がないんだろう?

とありますからね。
まぁ、この世界のお約束として、ストーリーが進むに従って、「刺青を入れた人間しか」から「刺青を入れた攻しか」になるわけですが。

ええと、じゃあ刺青背負ってなかったら、攻はもしかして捨てられるのかしら。

「俺と刺青どっちが大事なんだ!?」

と真剣に受を問い詰める攻とか、ちょっと見たかったかも。
(でもそれだと完全にギャグになってしまいますね)

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。

彫師の祖父の死後、跡を継いだ和久(わく)は、ヤクザの若頭・島津の刺青を手掛けることに。 同時に島津から後ろ盾の申し出を受ける。 しかし、密かに島津に憧れを抱いていた和久は、囲いものになるのが嫌で辞退する。 そんな時、「刺青の図案に必要なデッサンがしたい」という和久の要望に、島津はなんと男とのセックスの現場を見せ付けてきた!? 動揺の中に嫉妬と欲情の兆しを見抜いた島津に、和久は巧みな手管で篭絡されていき…。


すべてが刺青を中心に動いていきます。
和久は冒頭で刺青彫りの師匠に、お前の肌に墨を入れさせてくれ、と押し倒されかけ、密かな恋心を抱いていたヤクザの島津には、背中の彫り物が完成するまで、俺が囲ってやる、と言われます。

とにかく、和久は刺青に命かけてます。
つーかたぶん愛してます。
最中に島津の刺青を見せてもらい、それに頬摺りしながらイってしまうんですから間違いないです。

でも、それほど刺青に入れ込んでいる和久も、本気で攻に惚れてしまい、島津が組を捨てて自分だけのものになってくれるなら、刺青を彫る為の右手を潰されても良いと言い出します。
その流れで、あなたが俺のものにならないならいっそこの世から消えてしまえば……
と言いつつ、

裸で島津に馬乗りになって首締めてたりします。

激しい……というかもう狂気という感じ。

最終的に和久は島津の背中の刺青と対になる図案を自分の背中に彫り、これで俺は島津さんの一部だ、と彫り師にしか理解できそうにない満足感をゲット。
めでたしめでたし、幕。


あんまり出番無かったけど、島津を好きになってしまった組長の娘さんもとても激しい女性でした。
結婚してくれないなら島津の刺青に自分の名前を入れてくれ、それが無理なら図案にある天女の顔を自分の顔をモデルに彫ってくれ、それすら断るならいっそ私の背中に島津と対になる入れ墨を彫ってくれ……。

しかも和久が島津に抱かれているところを見て、

うんと苦しめばいい

「あなたは彼を自分のものだと思っているかもしれないけど、そんなの錯覚だから

うううっ、怖いよう。
でも自分が好きになった男が自分に見向きもしないで男を溺愛してたらこう言いたくなるのも分かるような……? futaba1103

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