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有馬かつみ

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ボーイズラブ・レビュー


ええと、切ないけど割とドロドロなお話です。
なんというか……姉弟どんぶり、みたいな?

まぁ受も受なら攻も攻。
このお話で一番可哀想なのってお姉さんで間違いない、という感じ。

……きっと。
ボーイズラブを読み慣れていらっしゃる方ならこの数行で話の筋は読めるハズ。
そう、その通りなんですよ!
もう、どーしようもないですよねBL界の男どもは!!
そしてそれを嬉々として読む私は更にどーしようもないですね! ははは。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。

姉・美鈴の死により、十年ぶりに故郷を訪れた実徳(みのり)。そこで思いがけず再会したのは、姉との子を連れた幼なじみの正周だった──!!実徳に母の面影を見て懐いてくる子供のため、しばらく正周と一緒に暮らすことになった実徳だけど…!?

二人は幼馴染み。
10年ぶりに再会したらその幼馴染みは姉と結婚していて、しかも姉は死んで子供が1人残されていたと。
で、その幼馴染みに、1ヶ月でいいから俺たちを助けてくれと請われて、姉の子供のために了承した実徳。

荷物を取りに帰った自分についてきた幼馴染みに突然ゴー○ンされます。
えええええええっ!!
姉を失った男と妻を失った男が傷を舐め合うのは良いよ。
いいんだけどさ、なぜそこでお洋服を脱いでしまうんですか! おとなしく酒でも酌み交わしてろよ。
これが、姉を失った女と妻を失った男なら、まぁ、倫理的にはともかく展開としてはベタだけどこんなもんかってなると思うんですが。
ううーん、BLマジック!

初読時、違和感なくその場面を流してしまった自分に乾杯!

しかもですよ。
そんなコトされたのに、予定通りのこのこと攻の家までついていくアンタはなんだ。
歩く据え膳にでもなるつもりなのか!?
危機感のなさすぎる受がちょっと大人としてどうかと思います。

案の定、ご自宅でも子供が寝ている隣で押し倒されてしまう実徳。
抵抗したら、あっさり、

うちに来れば、こうなることはわかってたはずだ

と言い放たれてしまいます。
まぁ、攻も作者も読者も分かってましたとも。
理解してなかったのはアンタだけです実徳くん。
そしてもちろん、この後もしょっちゅう押し倒されるはめに。

もう傷の舐め合いとか言うレベルを超えてます。
それもそのはず、正周が本当に好きだったのは実は実徳で、姉ってば身代わり
ひでぇ……あんまりな話です。
姉が浮気しても止めなかった正周は、親分が実徳を味見しようとした時には土下座して止めてくれと頼みます。
姉が浮気してもスルーしていた正周は、情報交換の対価として身体を提供した実徳に逆上します。
お姉さん立場がありません。


で、実徳もなんだかんだ言って正周が好きなんですよね。
でもどこかが噛み合わない……。
そんな時、正周の親分がヤクザのゴタゴタに巻きこまれ、否応なく正周も渦中の人に。
その騒ぎの中で大怪我をした正周は、重傷を負いつつ何とか命を取り留めましたが、事故以前の記憶をごっそりと無くしてしまいました。
実徳は、事故以前のことを嘘で固めて元凶である親分の存在を正周の周りから抹消し、

「実は俺たち、姉さんが亡くなったあと恋人同士になったんだ!」

とぶちあげたのです。
うううーん!!
それでいいのか!?
というか、記憶はなくしても世間一般常識くらいは残っていたはずの正周、その倫理的に色々終了している説明に納得しちゃって良いの!?
しかも、最初はともかく、絶対途中で全部思い出してるっぽいのに、忘れたふりを続けています。

で、「事故の前より、いまのほうが愛してる」とか砂糖吐きそうな台詞と共にラブラブはピーエンドを迎えるわけです。


ほんとにお互い、どっちもどっちなカップルでした。
君ら、あの世に行ったら真っ先に二人揃って姉さんに土下座しなさいね!!

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