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溺れる戀溺れる戀
高遠 琉加

大洋図書 2007-12-26
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ボーイズラブ・レビュー


タイトル最後の文字の「戀」が一瞬読めなかった……。
旧字体な上、帯にかかってて、しかも微妙に文字に加工が加わっているもんで。
ああ、恋ね、と理解するのに数瞬かかりました。
そういやちょっと前にも「恋」の旧字体使ってたボーイズラブあったよなー。

表紙のイラストも抑えめで、シックな良い雰囲気になっています。
大正、昭和な感じが良く出てます。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。

富裕な成實家の末っ子として生まれた成實祥彦は、ある使命を持って豪華客船洋丸に乗り込んだ。 倫敦までのこの船旅は祥彦の人生を決める旅だった。 そこに、大学時代の同級生・伊藤龍次が現れる。 彼がなぜこの船に? かつて、伊藤は祥彦のなかに痛みを残し、そして消えたのだ。 いつでも祥彦は捕らえて放さなかった視線に、再び祥彦は囚われるようになり・・・

話の起伏というか、受けの感情の起伏があまりないせいか、ものすごーく淡々とお話が進んでいきます。
冷静過ぎです。
焦っていてもなんかどこかに余裕があるような感じで……。

とても人生が決まる船旅での一連のあれこれには見えません。

ずいぶん波乱な船旅だったんですが。
なにしろ、ほとんど結婚前提の見合いを兼ねた旅の最中に、昔うっかり身体の関係を持ってしまった男と再会、その男に婚約者に送るはずだった首飾りを盗まれ、盗んだ理由を聞く為に見合いの旅を途中で切り上げて下船。
すったもんだの挙げ句、見合いどころか家ごと放り出してその男と駆け落ち。
まとまりかけと思われた縁談が反故になって、さぞ相手のお嬢さんは気落ちなさっただろうと思いきや、なんとそのお嬢さんも自分の思い人と駆け落ちしています。

現代ならともかく(いや、現代だって良いとこの坊ちゃん嬢ちゃんが結婚前提で見合いしたのに、両者とも駆け落ちとかまずないと思いますが)、大正昭和の時代にこんなに派手なことやらかすとは。両家のご両親は相当焦ったでしょう。
しかも、派手なことのハズなのになぜか派手に見えないのです。
そこがいっそスゴイと思います。

受けの回想を交えての展開だったので、現在進行形の物語を読んでいると言うよりは、仕舞い込んでいたアルバムを引っ張りだしてきて眺めているような気分になったのが原因なのかも。


あと、豪華客船とか3等船室とか言われると、タイタニックが脳裏に浮かんで仕方なかったです。
受が3等客室に降りていく様なんか、もう頭の中にタイタニックの映像が流れて。
いつの間にか受がディカプリオの顔に脳内変換されていて大変でした。

面白かったけど、全体的にちょっと物足りなかったかなーと思いました。

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