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伯爵の囚われ人 伯爵の囚われ人)
池戸 裕子

ワンツーマガジン社 2007-10
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ボーイズラブ・レビュー


囚われ人っていうから、有無を言わさず捕まえられて云々な展開だと思っていたら、そうじゃなかったこの作品。
そんなに派手なコトがあるわけでもないんですが、どーも、なんというか、微妙に笑える感じのするお話なのです。

これの前に、この作品に連なるお話があるらしいのですが、そっちは未読。
どうも伯爵の~はその番外編になるらしいですが、単品でも大丈夫でした。
が、攻の日本人へのこだわりがこの本だけではちょっとわからんかったので、やっぱり本編を押さえた方が楽しめるのかも。
……買おう買おうと思って、結局、買う前に忘れそうです。

以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。

美貌の伯爵・ジュードと出会い、彼の翳りを帯びる視線に囚われ、仮初めの恋人として受け入れた周。既に自身の進む道を定めていた周は、彼の独占欲から逃れるように帰国するが、ジュードは意外な形で周の前に現れ…。


仏師になるべくずっと修行をしてきた受は、肉欲を断ち切る為に一度肉の味を知っておこうと海外の娼館を訪れるのですが、断ち切れず逆にはまってしまって俗世の愛欲に溺れてしまいました。

と言うお話です。
しかも相手は同性。
でも仏教って昔から男色OKだし、問題ないんじゃないのか?

まぁこのあらすじ、一言で言うと、

ミイラ取りがミイラになっちゃった

なんか違う気がするけどそんな感じです。


とにかく、童貞なのに経験豊富を装って娼館に行った受を取り巻く人々が面白い。
君たちは色事のプロじゃないのか!?
特に娼館のマダムよ。
どうぞ私にお任せ下さい
とかでかい口叩いたくせに、強がってるだけの、がちがちに緊張しきった未経験の青年の演技が見抜けなかったなんて……いい面の皮ですよ。

そもそも受の師匠!
あんた、いったいマダムになんて説明したんだ……。
自分の愛弟子が、知らずに封じると未練が残るから~という悲壮な覚悟で3日間、娼館に行きたいと言うのを許して、手配までしたんでしょう?
そのへんまできっちり説明してやらなかったのか。

受の周りの人間は揃いも揃って間抜けです。


受は受で、攻のことを仏像にたとえて表現して笑わせてくれるし、地味にギャグなんだろうかこの話……。

まず攻の第一印象は、国宝の観音像だったそうです。
でも観音像って山ほどあるんですけど、とりあえずこんな感じ。


で、更に考えてやっぱり阿修羅像だ、となるわけです↓


……イラストの攻とは似てもにつかないのに、そういわれると絵の頭の部分だけがなんか仏像にすり替わって見えてきて無駄に可笑しいのです。

阿修羅の顔した攻が川釣りデートで長靴はいて、足が川につかった状態で立ったままコトに及んじゃったりするんですよ!
うへー。


あ、でも芯の強い受が恋心と親孝行心と仏師を目指す心意気の間を行ったり来たり、ぐらぐら揺れるあたりは、良い感じです。
悩み抜いて結局、好きになった男の手を取ることになるわけですが、ラストが見えていても、悩んで攻から離れたりするのにはグッと来るのでした。


まぁ、それでも突っ込みどころの方が多かったですけども。

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