吸血鬼に愛される方法 嶋田 二毛作 オークラ出版 2007-10-12 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ボーイズラブ・レビュー(コミック)
吸血鬼ファンタジー・ラブです。
また吸血鬼。
イラスト&設定買いでございます。
(私はコミックスの場合、絵柄:設定=7:3で判断して買ってます)
抑えめの表紙がステキで、リアル本屋さんでも全く問題なく購入できます。
でも、感覚が鈍っているのか、表紙の男二人を見てもどっちが受か分からなかった。
私生活のメガショックが妄想領域まで影響しているのかとちょっと凹。
ちなみにこの作家さん、ペンネームが嶋田 二毛作なんですが、初めて本屋さんで見た時、
「この本、作者名の後に「作」まで付けちゃってるよ、誤植!?」
と思ってしまいました。
で、下のローマ字フリガナで「作」までが名前だと分かり、
二毛作……米の後に野菜とか作っちゃうアレですか!?
と、二度目の突っ込み。
なかなか愉快な名前だなぁと思いました。
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
血まみれで倒れていた水尾を拾った渡辺は、『輸血』に協力させられたせいでバイトを遅刻して、クビになってしまう。謎の男・水尾は自分をバンパイアだと言い、無職になった渡辺を自分が経営する美容院で働かせることに。アブナイ相手と思いながらも、彼のそばを離れられない渡辺は……。
吸血鬼が美容師やってます。
吸血鬼の髪を切ることのできる唯一のハサミを持っています。
いや、吸血鬼っていったい、どんだけ剛毛なんですか。
美容師が使ってる高いハサミって相当よく切れるんですが……。
さて。
あれよあれよと言ううちに、血のかわりに体液よこせという話になって、いつの間にか致していたお二人。いやそれはいいんですよ。
でだ。
結局お前ら、どっちが受けでどっちが攻なのよ?
なまくら腐女子レーダーでは判別が付かなかったという。
嗚呼、なんという屈辱っ!!
人間の方が突っ込んでる様にも見えたんですが……。
逆の時もある様に見えたり……、要するによくわかんなかったのです。
大河ドラマより更に古いおとぎ話レベルの時代から付き合いがあったらしいこのカップル。物騒なことに、吸血鬼の方は過去に首を切り飛ばされかけているらしいです。
現代では首じゃなく腕でしたが。
何代にも渡って追いかけてこられたけど、ここで俺がずっとこの人間を囲ってればコイツの血はここで絶えるから問題ないし、みたいなことをさらっとおっしゃった吸血鬼様。
たぶん冗談だと思いますけど、本心だったら正しく外道です。
過去話を読むになかなか律儀な吸血鬼ですが……。
ギャグあり突っ込みどころあり、そしてちょっぴり切ない、良い感じの作品でした。
個人的にはちょろっと出てきた大陸生まれの眼鏡長髪最強吸血鬼が好みでした。
我ながらベタな好みです。
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アキミ