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背徳の聖者たち背徳の聖者たち
山藍 紫姫子

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ボーイズラブ・レビュー


夏コミに行った時にすすめて頂いたシリーズ1冊目。
なんか聞き覚えのある名前だなあ、と思っていたら、おいおい!
聞き覚えがあるどころの騒ぎじゃないよ!
山藍紫姫子さんですよ、耽美の大御所じゃないですか。
でも実は彼女の作品は読んだことがなかったモグリです。

しかしなんとまぁ、突っ込みどころの多い作品でしょうか。

ストーリーは、

「ボーイズラブ版必殺仕事人」

です。
そしてたぶん、本文の半分くらいは致しっぱなしです。
これは耽美と言うよりはネタですよねせんせい……。


以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
神父の服を身にまとう桜庭は、ルキヤと龍星の暗殺の仕事を管理している。桜庭は、女扱いして自分の唇を強引に奪おうとした鷹司を嫌っているが、彼は桜庭に執着して付きまとう。そんな折、新しい仕事の依頼に入ったが、少年達の失敗で、桜庭は鷹司に借りを作ってしまう。本部への口止めと引き換えに、何度も肉体を要求され淫らに散らされ、恋の手管に酔わされて…。

この暗殺機関てのが、なんと裏で政府が糸引いているのですよ。
大丈夫か、美しい国ニッ○ン!
タリオの使徒とか、ちょっとドリーム入ったネーミングセンスが痛いです。
なんかいやだなぁ、背広着た金バッジのオッサン達が額を寄せ合って、

「きみ、今度創設する例の暗殺機関なんだが、名前をどうしたものかね」
「そもそも表に出ない組織に名など必要か?」
「ふむ、しかし便宜上、名無しというのも具合が悪かろう。案は?」
「死神の使者、復讐代行機関、シヴァの御手、狼の牙、タリオの……」
「漫画の読み過ぎじゃないかね?」
「しかし先生、この機関自体がそもそも漫画じみております」
「そうかもしれんな。しかし、私にはわからん世界だ。もういい。
 きみたち、適当に決め給え」
「はぁ……では、公正にクジでも引きましょうか」

とかやってたら。

しかし、なんというか、組織の名前だけじゃなくて登場人物の名前も相当なドリームなんですが。琉希弥(ルキヤ)、龍星……。
名前だけでお腹いっぱいになりそうなのは私だけ?

このルキヤと龍星が実際に暗殺を実行するのですが、こいつらそもそも罪悪感とかありません。仕事のあとで興奮して下半身が元気になってしまう、ちょっと困ったさん達なのです。
いったいどんな教育受けてんだ。
もうちょっとこう、使命感とか与えなくていいのかね。

で、彼らを管理する桜庭という、常に神父のコスプレした美形の組織幹部がいるのですが、この人も大概な青年です。
ストーリーは……ええと、えっと?
仕事で鷹司に借りを作ってしまった桜庭は、口止めの変わりにカラダを要求されて、あれこれ好き勝手されるけれども、ついに我慢できなくなって保護者に泣きついてしまいます。
何もかもお見通しだった彼の保護者は、あっさり助けてくれます。
でも実は昔からストーカーじみた事をしていた鷹司は、義理の兄で、しかも本気で桜庭に惚れていたのです。
し・か・もっ!
よりによって「義弟に惚れてるんだけど」とか、あっさり実父に打ち明けてるんですよね。
どんな神経してるんでしょう?
そんなこと言われてもお父さん困るでしょう?
落ち着いて世間一般の常識を思い出して下さい。
その告白の結果、家から叩き出された鷹司、断言して差し上げましょう。


自業自得だと。


しかし桜庭も桜庭で、死ぬほど嫌がっていたのに、最後の方になると、
「いやよいやよも好きのうち」というボーイズラブ特有のカラダからはじまる恋の法則に従って相思相愛に。
それどないやねん!


そもそもこの作品、カラダの関係相関図が必要なくらい、色々入り乱れてます。
(ちょっと本気で相関図作りかけた)
そりゃ、これだけ色々とあれこれさせようと思ったら分量入りますわな。

なんだろう。
色々突き抜けすぎてていっそ清々しく楽しい作品でした。

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