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薄荷ろまんす薄荷ろまんす
禾田 みちる

徳間書店 2007-06-25
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ボーイズラブコミック・レビュー


現代物ファンタジーです。
舞台は現代だけど、ストーリーがファンタジー。
人の心が読める古典教師と、身体は死んだのに魂が他の身体に入って意識だけ残っている青年と、青年の魂が入り込んだ少年・永西の微妙な三角関係。

独特の絵柄が、この作品にマッチしているというか、良い具合に作用している感じ。
ちょっと現実離れしているけど、切ない素敵なファンタジーになっています。

以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。

最近カゼ気味で、体調の悪い高校2年生の永西。朝の通学ラッシュでよろけたところを、力強く支えてくれたのは、古典教師の兵藤だった。「君のことなら何でも知ってる」と意味深に囁く兵藤は、なんと人の心が読めるらしい…!? 不運と不死身の最強コンボ!! トラブル体質の高校生と、超能力教師のスリリングLOVE

元々、攻の兵藤は魂だけ残った青年が好きだったのです。
でもその青年の魂は、入り込んだ少年のなかで少しずつ死んでいきます。
切ない……。
そのまま、お話は兵藤×永西で進んでいくのですが、個人的には

兵藤×青年に萌!!

でございました。
肉体持ってる永西少年に嫉妬する青年、切ないというか健気というか可愛いというか。

書き下ろしは、兵藤と永西少年のラブラブバカップル年越しエッチ
いいよいいよ、そのまま幸せになってくれればそれでもうそれで。


後はツッコミ。
永西少年の心の叫びに一言。

キレーな男はなべてホモだと言い切るのは、クラスの女子っつーか、
「クラスにいる一部の腐女子」
だと思います。
一般の女性陣は、おそらく違う方向に思考回路が働くはず。
……すでに自分は一般の女性ではないので断言致しかねますけれども。


あと兵藤先生。
和歌を超意訳して口説き文句にするのは止めて下さい。

思ふには しのぶることぞ 負けにける 色には出でじと思ひしものを

この歌のどこをどうやったら、

「もうガマンできない貴方とヤリたい」

なんつー風に解釈できるんですか。


ちなみにまともに(?)現代語に意訳すると、

「貴方を思う心を我慢することができませんでした。
顔には出すまいと思っていましたのに」


になります。(直訳だと、「恋しいと思う心に、忍ぶ心が負けてしまった、顔色には出すまいと思っていたのだけれど」となります……たぶん。間違ってたらすみません)
とりあえず、どこにもヤリたいなんて書いてませんよ、兵藤先生っ!!

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