そして春風にささやいて―タクミくんシリーズ ごとう しのぶ 角川書店 1992-04 売り上げランキング : 142646 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
実写映画化とかで最近熱い「タクミくんシリーズ」が、このたびめでたく角川夏の100冊に選出されておりました。
タクミくんシリーズといえば、ボーイズラブ学園モノ界の大御所、全寮制男子校を舞台にした青春物語で、主要登場人物総ホモ現象の先駆けとなった名作であります。
現在もぽつぽつと新刊が発売されており、完結の気配がありません。
で。
夏の100冊にさりげなく紛れ込んでいるタクミくんシリーズ。
ジャンルは立派なボーイズラブでございます。
ちなみに私が知っているボーイズラブで、夏の100冊に選ばれた作品といえば、表紙の印刷の美しさが一部で有名だった「東京ナイトアウト2巻」です。
いやもうなんつーか、世も末ですよね……。
隠れてひっそりが身上じゃなかったのかルビー文庫。
「月の光でひそやかに読みたい本もある。」の名キャッチコピーを帯にしてたのは確かアンタじゃなかったのかルビー文庫。
月光どころか白日の下にさらしてどうするよ!!
しかも、だ。
今回のタクミくんに付いてる帯。
「これがライトノベル!」
嘘つけっ!!!!
これライトノベルと違うから!!
ギシギシ本番がないだけで、ふっつーにボーイズラブですからっ!!
ちょっと若者文化に触れてみようと、ついうっかり手に取ってしまった哀れなおじさまが、なにかの間違いで2冊3冊と読み進めて卒倒したらどないしますの。
帯は正しく美しく。
「これがボーイズラブ!」
と書きましょう。
……といっても、何も知らない人は「少年の恋」って直訳してしまいそうですけど。
↓WEB拍手です↓
アキミ
この話は私も全く! 同じことを思いました(そしてブログに書きました)。
ホントに、若者むけだからって「ライトノベル」なんてくくりで気軽に宣伝して欲しくないですよねぇ…。
「月の光でひそやかに…」
そう! そういえばルビーのコピーはそんなのでした。
時代が違うんでしょうかねぇ。
ていうかもう、ライトノベルなんか広く薦めてくれなくていいです…。