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英国紳士 英国紳士
あすま 理彩

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ボーイズラブ・レビュー


楽しい気分になりたかったんです。
そういう意味ではとても正しい選択をした、はず。
突っ込みどころが多すぎて腹痛かったですけど、愛すべき作品でございました。

この作品の英国はきっとパラレルワールドの英国で、リアル世界とは色々とずれてるんだよそうに違いないったら違いないっ! と思い込まないと読み進めません。
あくまで二次元、あくまでファンタジー、と3回唱えてから読むのがこの作品の正しい召し上がり方かと存じます。

以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
「他の男には抵抗しなさい、いいね?」 新米社員の菜生が英国で出会ったアイスグレイの瞳の公爵エドワード。クールな貌に反して強引で情熱的な彼から紅茶のレッスンを受けることになった菜生は、完璧なマナーだけでなく、熱いキスまで教えられてしまって…! 練習室、ベッド、夜のティーガーデン…あらゆる場所で与えられる彼の愛は菜生を紅茶色に染め上げ、甘く激しいエッチは恥ずかしいほど熱く…。憧れの公爵と一生の恋、書き下ろし付き!


内容に関してはこの紹介文以上のことは何もないですたぶん。 受のピンチとか攻の会社のピンチとかちょっとあったような気もしますが、ハラハラドキドキする間もなく、ご都合主義満載でさくさく解決してしまう為、スルーしても問題ないかと。

というかこのカップル、いったいなんでお互いが好きになって深い仲まで雪崩れていったのかがさっぱりわからんのです。
あれよあれよと言ううちにキスして、気付いたらベッドに入って致してました、という感じでしょうか。最近の新人賞は「男同士で悩む描写とかもういらねー」と言い放つところまで出てきたそうですが、いやいやそこ大事だろっ!? と主張しておきたいところです。
それだけでも困るかもしれんが、萌要素が占める率は高いと思うので。


攻は英国紳士(しかも公爵!)という設定なのですが、なかなかの迷紳士っぷりを発揮して下さいます。
まず初っぱな、真っ昼間に燕尾服を着てご登場
他人に完璧なマナーを教授する前に、自分が基礎的なマナーを学びなおすべきですこの貴族。由緒正しい公爵が夜の正装を昼間に着て外を歩くなよ恥ずかしい。
ついでに言えば、いくらヨーロッパ系の人間でも、男が男の手をとってキスすることはないだろー……あるのか? あれは対女性専用の挨拶じゃないのか。
伝統と格式を重んじる英国貴族の成れの果てがこれじゃあ、ご先祖さんも浮かばれんだろうなぁ。
「そんなこと教えた覚えはありません、嘆かわしい!」
とか、教育係が怒鳴り込んできそうな振る舞いです。
執事も止めてやれよ、自分の主人がとんちんかんな格好で出掛けようとしたら。
給料泥棒だぞまったく……。

そしてメインイベントとも言えるその致してるシーン。
質より量式なのはまぁ、好みの問題だから置くとしても、なんだろう、この作家さん、お腰の剣の言い回しを沢山使うのが趣味なんでしょうか。

肉根、肉茎、肉楔、剛棒、肉棒、屹立、男根、剛直、肉塊、杭、硬いもの、勃起しきったもの、逞しいもの、大切な部分etc...

いや、いくら何でも多すぎじゃないのか。

こんなとこで語彙の限界を試す前に、もっと他に気を配るべきところが山ほどあったろうに
基本的な設定とか表現とかなんか色々細々と。


で、さらっと1回読んだだけだからかもしれないですが、後書きにある、細部にちりばめられていたそうな小技と仕掛けにはまったく気づけませんでした。
大雑把に突っ込むところがありすぎて細かいところは流してしまったのかも。
なんだったんだろう……。

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