ブログネタ
ボーイズラブ に参加中!
StepbrotherStepbrother
榎田 尤利

リブレ出版 2007-04
売り上げランキング : 108824

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ボーイズラブ・レビュー


相変わらずコンスタントに新刊を出してくれる作家さんです。
正統派リーマン・ボーイズラブ。
下克上にツンデレ眼鏡受。
そして義兄弟……。

押さえるとこはこれ以上ないくらいしっかり押さえてくれた本作。
いやー……なんだろう、面白かった、以外の感想が特に浮かんでこない。

馬鹿な子ほど可愛いっていうのはどこの世界でも共通なんですね……。そういえば私も方々でだいぶ可愛がってもらってたわ、ははは凹


以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。

春の人事異動で健輔の課に栄転してきたのは、出世頭で端麗な顔だちの新任上司・高橋秋。ところがこれがとんでもなくイヤな野郎だった! 顔に似合わぬ容赦ない辛口で、健輔たち課員を締め上げる。優秀だがマイペースな健輔とはことごとくソリが合わずに反発し合うが、二人の間にはさらにとんでもない結びつきができてしまい…!? 

ツンデレ眼鏡の上司受に大型ワンコ攻。
義兄弟で、会社では上司(受)と部下(攻)。
初めは反発するも、いつの間にか恋愛感情が芽生えてゴールイン。

材料はこれだけ。
いやもう、料理人の腕って大事ですよね。
危なげなく最後までさくさく楽しく読ませてくれます。

突っ込んだのは、

「釘が打てそうだな」

っとモノを評したところ。
それって冷凍バナナに使うたとえのような気がする……。
でもまぁ、バナナも良くたとえに使われるし似たようなものか
と、妙におかしかったのです。

ちなみに今回の私の萌ポイントは、テンパると関西弁が漏れちゃう受でした。
うん、我を忘れると地が出るのよ! と。
ちなみに関西弁で「アホ」という言葉は、ほんとに馬鹿にした時に使うわけではなくて、ちょっと笑いとデコっぱちとからかいを含んだ(?)ソフトかつ頻繁に使用する(たぶん)関西人必須のコミュニケーションツールなのでございます。
なので「アホ」っていわれるより「バカ」と言われる方が凹むのです。
……個人差があるとは思いますが。
(ちなみにうちの親父の「アホ」は、装飾過多です。罵倒語の枕詞が「アホンダラボケカス」で、以下延々と流暢な河内弁で豊富な語彙力を披露して下さいます)


ふっつーに楽しめます。
面白いです。

萌要素を持てるだけ抱え込んで、制限速度ギリギリいっぱいの速度でもって王道を突っ走った、ボーイズラブの教科書みたいな作品でした。

    ↓WEB拍手です↓
   web拍手