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鎮守の杜の虜囚鎮守の杜の虜囚
西野 花

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ボーイズラブ・レビュー


いやぁ、和装ってエ口イですよねっ!
老若男女問わず、ビシッと和服を着こなしている人は素敵だと思います。
私もいつか自分で脱ぎ着できるようになりたいものです。
その昔。袴はいて巫女さんになりたいが為に、進路を神道界の東大と呼ばれる某大学に決めかけたくらい、私は和装大好きです。(親は、そんなに袴はきたきゃ正月に神社でバイトしろと正論を吐いて、私の希望をあっさり棄却しました――拒否ってもらえて良かった。危うく萌だけで人生決めるとこだったのです

さて。
品良く着物を着て正座とかされたら、脱がせたくなりますよね。
胸をはだけて着崩してたりしたら、それはもう誘ってますよねっ!!
フラグ立ってるに決まってる。
その格好で流し目とかされたらもう、頂くしかない!


着物は。
巻き付けて着るものでありますから、なにしろコトを致しやすい。
袴だってガバガバのズボンみたいなもんですから、下からだって手を入れ放題。
……なんて素敵なお召し物なんでしょうか。

スーツを隙なく着たリーマンを裸に剥いてみるのも一興ですが、スーツの受と和服の受が2人並んでたら、そりゃもう私は間違いなく和装の受を選びます。

一瞬だって迷いません


以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。

『神の愛する巫女を手に入れたものは必ず成功する』奇矯な伝承のある村に、1人の美貌の宮司がいた。三神初雪――信仰心篤く、その願いはただ村人が幸せであること。しかし彼自身は、彼に目の眩んだ村の上役達に、弄虐の限りを尽くされていた。ある夜初雪は「その身で客を歓待しろ」と身体に薬を仕込まれる。ところがそれが、客・八嶋伊吹の逆鱗に触れ……

閉鎖空間で手込めにされる美貌の宮司。
ああ、この設定だけでご飯3杯は食べられそうです。
村の男に好きなように弄ばれてしまう初雪。

でも村のこのスケベども。色々勘違いをしていますよね。
神の愛する巫女を手に入れたものは必ず成功するから初雪を抱いてるんじゃないでしょ! だって何年初雪を好き勝手弄んだのか知りませんが、死んだ村長の息子の機嫌をとらんといかん程度の地位と財力しか手に入れてないんでしょうがこの無能どもめ。
そもそも、冷静に考えるまでもなく、男を巫女とは言いません。
作中でも宮司って書いてあるし。しかも21歳だったら宮司になってまだ1年そこそこのハズです。それまでは何の肩書きもない少年なのにねー。
というわけで、初雪を好きなようにしてた連中はただの色魔です。

ついでに言わせてもらえばだ。
順番が逆だろう、この脳みそピンクのスケベ親父ども。
いくらあんたらが男の初雪の身体が大好きでもだ。
相手は東京から出てきた村長の息子はノーマルですから!

親父の葬式と遺産の整理にやってきたノーマル都会男に、いきなり薬仕込んだ男なんか差し出したら普通はドン引きですよ。間違いない。
……作中ではなんだかんだ言い訳して美味しく据え膳食らっとりましたが。

その後でようやく世間の常識を思い出したのか、初雪から伊吹を引き離す為に綺麗どころの女性をあてがってましたが、今さら遅いわ!
男同士ですっかりラブラブの伊吹には、きれいなおねーさんも、へのへのもへじのカカシにしか見えなかったに違いありません。
村の親父どもよ、墓穴を掘るとはこのことを言うのでしょうな。

伊吹と一緒に和服に萌死にかけた、設定勝ちの1冊でした。

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