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全寮制櫻林館学院~ゴシック~全寮制櫻林館学院~ゴシック~
雪代 鞠絵 高星 麻子

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ボーイズラブ・レビュー


金持ちエリート御用達の山奥の全寮制男子校……と聞いて、某ロングラン・シリーズを思い浮かべたのはきっと私だけじゃないはず。
これは登場人物総ホモコースかしら。
……そんなお約束パターンをリアル本屋のボーイズラブコーナーで夢想したにも関わらずフラフラとレジに行ってしまったのは、もうボーイズラブ読みの本能というやつなんでしょうか。
全寮制の閉鎖空間。
それだけで妄想もふくらむというものです。

でも買ってから気付いた。
このイラストにこの設定なら、どう考えても妹の管轄です。
あ~、やっちまった。すでにシリーズ3冊とも買っちゃったのに。
たまに変わったことするとろくなことないですね。
臭いモノには蓋をしてなかったことにしましょう。
確認してダブってたら凹むから、もう黙っていることにしました。
というわけで妹よ、空気読んで沈黙は金を実行して下さい。


以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。
編入生の村生春実は、上級生の朝水志貴にケガをさせてしまい、罰として毎朝身支度の手伝いをすることに。志貴はソルトラムと呼ばれるグループのメンバーで下級生の憧れの的。春実はそんな志貴に何かと構われ、嫌でも目立ってしまうのだった。ある日、この学院の秘密の伝統行事『子羊狩り』が開始される。今年の『子羊』に選ばれた春実は狙われはじめるが―。

このソルトラム(生徒の中に特権を与えられたリーダー的存在がいる)という設定を見た時、

「そーいや私が通ってた中高の校長が英国の名門校に視察に行って、コレ系の制度に感激して帰ってきてたなー……。何でもその学年に何人かのリーダーだけ、様々な特権とともにマントだか他の生徒と色違いのジャケットだかが与えられるとかなんとか言ってたっけ……。

今度つくる学校はそこをモデルにしたい

とかなにげにすげぇこと熱弁してたけど、まさか実現させたんだろうか」

と大昔の朝礼を思い出しました。
なんつーか、あの校長ならやりかねん。


さて、英国ではあってもおかしくない(というか実際に存在する)制度ですが、日本の学校にあっても腐女子の妄想ネタにしかなりません。要するにほとんどギャグです。
このお話も、もう突っ込まれる為に生まれてきたとしか思えないような設定がてんこ盛りでした。

ソルトラム……それは名門の子弟ばかりが集まった学校の中でも更に選ばれたエリート集団。人格成績とも優秀で、毎年審査があり基準に満たない場合は資格を剥奪される、という非常に厳しい選別があるのです。
生徒会長は代々このソルトラムのメンバーから選ばれるのですが。
品行方正なエリート優等生たちから、いったいどうやって生徒会長を選出するのか。

学長の指名? 立候補の後選挙?

いえいえ違いますよ。そんな普通な選び方の訳がない。

テキトーにトランプめくって決めた下級生の「子羊」を口説いて犯した者が次期生徒会長となるのです……っ!

しかもコレが秘密の伝統行事ときた。
王朝退廃期の堕落したアホ貴族が喜んでやりそうなゲームを、よりによってこいつらは現代日本で退屈しのぎに始めやがったんですよ、ありえねぇ。頭に花咲いてるとしか思えません。

で、今回めでたく子羊に選ばれたのが主人公で受の春実くん。
家にいた時には叔父から性的虐待を受け、エリート学校に編入後は生徒会長候補の男どもにケツの穴狙われて追い回される羽目になった哀れな少年です。
しかも入学早々、ソルトラムメンバーである従兄弟に、迷惑だから近寄るなと絶縁宣言され、別のソルトラムメンバーには気に入られて色々と構われと、波乱に満ちた学園生活を送ることになります。

幸い、子羊ちゃんは、構い付けてきた志貴を始めとする最上級生ソルトラムメンバーの裏工作によって貞操を守ることができました。そしてそのゲームのどさくさに紛れて志貴とラブラブゴールインを果たします。

めでたしめでたしです。


それにしても、高潔な現生徒会長さん。
(くだらないゲームを)止めるのも勇気、とか思わなかったんでしょうか。
というか自分が生徒会長になる時に騙して致しちゃった相手への罪悪感から毎日教会で祈るくらいなら、自分の代ですっぱりそんなゲームなくしてしまえばいいのに。
そんなことで祈っても神様はなーんもしてくれませんぜ。

あと春実の従兄弟の和馬ね。
こんな低レベルな品性の人間がなんでソルトラムのメンバーなのかが心底不思議で仕方ないわけですよ。ここの教師どもの目はみんな節穴ですか。
海千山千の化け猫かぶった生徒を教育する教師が、この程度見抜けなくてどーすんでしょうかねー?

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