リビングで更新作業をしていた時のこと。
ふらっと部屋に入ってきた母が私の隣に腰を下ろし、パソコンの画面を覗き込みました。
家族には、ボーイズラブが好きなことはおろか、ブログの存在すらまったく隠していないので、特に気にすることなくキーボードを叩き続けます。
すると。
カタカタと手を動かし続ける私に、ぼそりと母が言いました。
「あ、ホモの犬がトナカイになってる」
!?
あのー、母上……?
「ホモが好きなのはすました顔してボーイズラブ読んでるホモジェンヌであって、犬は無罪かと存じますが?」
「えー? だってこの犬、オスやろ?」
「ええと……性別までは設定してないんだけども」
「オスやろ、どう考えても」
「えええええ……だって、犬は……」
所狭しと積み上げられたボーイズラブを踏んだだけでホモジェンヌに怒られてしまう哀れなレトリバー犬は、あろうことかホモ疑惑まで掛けられてしまいました。
「で、この子の彼氏はどこにおるん?」
すまん、ワン公。
あまりのことに反論が思い浮かばなかったよ……。
疑惑ではなく母の中では決定事項だった模様です。
私もまだまだ修行が足りません。
左端に凛々しい雄犬でもいれば母は満足してくれるのでしょうか?
ふらっと部屋に入ってきた母が私の隣に腰を下ろし、パソコンの画面を覗き込みました。
家族には、ボーイズラブが好きなことはおろか、ブログの存在すらまったく隠していないので、特に気にすることなくキーボードを叩き続けます。
すると。
カタカタと手を動かし続ける私に、ぼそりと母が言いました。
「あ、ホモの犬がトナカイになってる」
!?
あのー、母上……?
「ホモが好きなのはすました顔してボーイズラブ読んでるホモジェンヌであって、犬は無罪かと存じますが?」
「えー? だってこの犬、オスやろ?」
「ええと……性別までは設定してないんだけども」
「オスやろ、どう考えても」
「えええええ……だって、犬は……」
所狭しと積み上げられたボーイズラブを踏んだだけでホモジェンヌに怒られてしまう哀れなレトリバー犬は、あろうことかホモ疑惑まで掛けられてしまいました。
「で、この子の彼氏はどこにおるん?」
すまん、ワン公。
あまりのことに反論が思い浮かばなかったよ……。
疑惑ではなく母の中では決定事項だった模様です。
私もまだまだ修行が足りません。
左端に凛々しい雄犬でもいれば母は満足してくれるのでしょうか?
あのイラストは優雅なレディに目がいって、犬がホモだとは思いませんでした。母上様は目のつけどころが違う!