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ボーイズラブ古典特集第2弾
今思い返せばこの企画。
師匠と二人で臨んだ、
一晩で全巻レビュー
という、およそ正気とは思えないステキ計画だったんですよね……。
当たり前のように挫折しましたが。
私は残り3冊。
とりあえず言い出しっぺの私だけでも全部やってしまおう。
ということでようやく最後までレビューできました。
1~10巻までのレビューはここ。
この下に続けるにはエントリが長すぎました。
というわけで。
渾身の全12巻レビューに、暇な方はお付き合い下さいませ。
以下10~12巻ネタバレ妄想注意!
グラビテーション(10)
さぁ書くぞ!
と、引っ張りだしてきた10巻。
読み返して、どういう主旨の漫画だったのか思い出せなかった……。
ミュージシャン・受と、トラウマ持ち人格破綻者・攻の恋愛物語、じゃなかったっけ。
瑛里の性格が微妙にさらに狂ってました。
どんな因果が働いてか、パンダ兵器と平行飛行を余儀なくされた飛行機の乗員が、顔を引きつらせつつ降り立つ場面から始まる10巻。
げっそりやつれた愁一。
なぜか迎えに来ていた瑛里。
車内でいちおう恋人(?)の愁一を穴便所と呼ばわる飛ばしっぷりです。
本気でストーリーがわからん!
なんかいつの間にかマネージャーのKが2ヶ月の停職処分食らって遊びに旅立ち、かわりにアメリカ同人娘が押しかけマネージャーに成り上がり、しっちゃかめっちゃかに話をかき回してくれます。
作者はストーリーテリングを丸めてゴミ箱に投げ捨てた模様。
「もうひと押し、レイジにはがんばっていただく予定です。
何せ彼女のおかげでメチャクチャでございます。
責任をとっていただかなくてはお帰しするわけにはいきません…。」
落ち着いて村上さんっ!!!
こういう場合は、これ以上事態が悪化する前に、可及的速やかにお引き取り頂くのが筋ってもんじゃないんでしょうか!?
まだこの同人娘になんかさせる気なんですか!!
事あるごとに実弾ぶっ放す物騒な護衛引き連れて、テレビ局占拠してテロ行為に及ぶような奴なんですけど!?
……失礼。
あまりのことにちょっと視界が暗くなりました。
ホントに完結したんだっけこの漫画。
しかも、グラビ唯一の良心、坂野さんがなぜか解雇されてしまいました。
ひでぇ……あんまりです。
即日臨んだ入社試験ではヘブライ語で社訓暗唱とか意味不明の試験を突きつけられ挫折。
バッドラックには戻れず「NITTLE-GRASPER」のマネージャーに配属されてました。
個人的にはこれって出世なんじゃないかと思います。
バッドラックと違って正統派の人気バンドだし。
そして、どういう流れでか――もう真剣に良く分からないんですけど――5週連続でCDを出すというハチャメチャ企画が動き出し、それに乗る形でNITTLE-GRASPERも連続CDリリースを敢行しそうな様子。
愁一は乗り気ですが、作曲作詞をアミダで決めようとしているあたり、不安を拭い切れません。つーか不安以外の要素が見いだせません。
それなのにノリと勢いで読めてしまえる恐ろしい漫画です……。
グラビテーション(11)
なんか冒頭で、前巻では5枚だったCDが10枚リリースになってるんですけど?
音楽業界には詳しくないんですが、現実的にンなコトが可能なんですかね?
5週間で10枚。
落ち着いて考えてみよう。
無 理 だ ろ
真っ青になったプロデューサー兼3人目のメンバーが
「10枚出すって言い切るからには策はあるんでしょうね?」
と尋ねます。しかし、ああ無情。
愁一はコマ3分の一を使って断言しました。
「特にない」
そして飛び出す「5~10枚用アミダ」。
この漫画の作者、もしかしてストーリー展開もアミダで決めてんじゃねーのかと思えてきます。笑いが止まりません。
しかもほとんどの作詞が愁一になる始末。
彼は1巻冒頭で瑛里にクソカスに己の作詞を貶されて以降、トラウマで作詞ができません。 なんかもう、おまえら解散しろ……という気分にさせてくれます。
追いつめられたメンバーはテレビ番組で暴走し、由貴瑛里が作詞しますと断言。
当然、本人は知りません。
ははは。
結局、愁一が作詞することになるんですけど……流れがあっちに行ったりこっちに行ったり堤防決壊して洪水になってみたりで、なぜこうなったのががまったく分かりません。
でもそんなことはすべて投げ捨ててお話は突っ走ってます。
嫌がらせ回避のため例のパンダ兵器で移動中、停職中のはずのKが出現。
「命がおしければ今日の仕事はスベテキャンセルせよ!!
従わない場合は武力行使デース!!」
と、回答を待つこともせず発砲。
良いのか日本。平和な国日本。
ミュージシャンの命を優先するという、珍しくまともな結論に至った同人娘はKの要求を呑みました。
そして。
愁一たちは飛行中のパンダ兵器から空中に放り出されました。
なんで生きてるのかが分かりません。
そしていつの間にか現場復帰したKは、真面目な顔で無差別発砲がクセになった理由を語っておりました。
次の1冊で完結とかマジで信じられないんですけど。
グラビテーション(12)
……すみません。
私には良く分かりませんでした。
でもなぜか皆さん納得してハッピーエンドになったみたいです……。
なんだったんだろうこの12冊……。
なんなんだろう、最終ページに燦然と輝くこの、
第一部・完
の文字は……。
ええと……面白いんですよ、面白い漫画なんです。
誰か信じて下さい……。
さぁ書くぞ!
と、引っ張りだしてきた10巻。
読み返して、どういう主旨の漫画だったのか思い出せなかった……。
ミュージシャン・受と、トラウマ持ち人格破綻者・攻の恋愛物語、じゃなかったっけ。
瑛里の性格が微妙にさらに狂ってました。
どんな因果が働いてか、パンダ兵器と平行飛行を余儀なくされた飛行機の乗員が、顔を引きつらせつつ降り立つ場面から始まる10巻。
げっそりやつれた愁一。
なぜか迎えに来ていた瑛里。
車内でいちおう恋人(?)の愁一を穴便所と呼ばわる飛ばしっぷりです。
本気でストーリーがわからん!
なんかいつの間にかマネージャーのKが2ヶ月の停職処分食らって遊びに旅立ち、かわりにアメリカ同人娘が押しかけマネージャーに成り上がり、しっちゃかめっちゃかに話をかき回してくれます。
作者はストーリーテリングを丸めてゴミ箱に投げ捨てた模様。
「もうひと押し、レイジにはがんばっていただく予定です。
何せ彼女のおかげでメチャクチャでございます。
責任をとっていただかなくてはお帰しするわけにはいきません…。」
落ち着いて村上さんっ!!!
こういう場合は、これ以上事態が悪化する前に、可及的速やかにお引き取り頂くのが筋ってもんじゃないんでしょうか!?
まだこの同人娘になんかさせる気なんですか!!
事あるごとに実弾ぶっ放す物騒な護衛引き連れて、テレビ局占拠してテロ行為に及ぶような奴なんですけど!?
……失礼。
あまりのことにちょっと視界が暗くなりました。
ホントに完結したんだっけこの漫画。
しかも、グラビ唯一の良心、坂野さんがなぜか解雇されてしまいました。
ひでぇ……あんまりです。
即日臨んだ入社試験ではヘブライ語で社訓暗唱とか意味不明の試験を突きつけられ挫折。
バッドラックには戻れず「NITTLE-GRASPER」のマネージャーに配属されてました。
個人的にはこれって出世なんじゃないかと思います。
バッドラックと違って正統派の人気バンドだし。
そして、どういう流れでか――もう真剣に良く分からないんですけど――5週連続でCDを出すというハチャメチャ企画が動き出し、それに乗る形でNITTLE-GRASPERも連続CDリリースを敢行しそうな様子。
愁一は乗り気ですが、作曲作詞をアミダで決めようとしているあたり、不安を拭い切れません。つーか不安以外の要素が見いだせません。
それなのにノリと勢いで読めてしまえる恐ろしい漫画です……。
グラビテーション(11)
なんか冒頭で、前巻では5枚だったCDが10枚リリースになってるんですけど?
音楽業界には詳しくないんですが、現実的にンなコトが可能なんですかね?
5週間で10枚。
落ち着いて考えてみよう。
無 理 だ ろ
真っ青になったプロデューサー兼3人目のメンバーが
「10枚出すって言い切るからには策はあるんでしょうね?」
と尋ねます。しかし、ああ無情。
愁一はコマ3分の一を使って断言しました。
「特にない」
そして飛び出す「5~10枚用アミダ」。
この漫画の作者、もしかしてストーリー展開もアミダで決めてんじゃねーのかと思えてきます。笑いが止まりません。
しかもほとんどの作詞が愁一になる始末。
彼は1巻冒頭で瑛里にクソカスに己の作詞を貶されて以降、トラウマで作詞ができません。 なんかもう、おまえら解散しろ……という気分にさせてくれます。
追いつめられたメンバーはテレビ番組で暴走し、由貴瑛里が作詞しますと断言。
当然、本人は知りません。
ははは。
結局、愁一が作詞することになるんですけど……流れがあっちに行ったりこっちに行ったり堤防決壊して洪水になってみたりで、なぜこうなったのががまったく分かりません。
でもそんなことはすべて投げ捨ててお話は突っ走ってます。
嫌がらせ回避のため例のパンダ兵器で移動中、停職中のはずのKが出現。
「命がおしければ今日の仕事はスベテキャンセルせよ!!
従わない場合は武力行使デース!!」
と、回答を待つこともせず発砲。
良いのか日本。平和な国日本。
ミュージシャンの命を優先するという、珍しくまともな結論に至った同人娘はKの要求を呑みました。
そして。
愁一たちは飛行中のパンダ兵器から空中に放り出されました。
なんで生きてるのかが分かりません。
そしていつの間にか現場復帰したKは、真面目な顔で無差別発砲がクセになった理由を語っておりました。
次の1冊で完結とかマジで信じられないんですけど。
グラビテーション(12)
……すみません。
私には良く分かりませんでした。
でもなぜか皆さん納得してハッピーエンドになったみたいです……。
なんだったんだろうこの12冊……。
なんなんだろう、最終ページに燦然と輝くこの、
第一部・完
の文字は……。
ええと……面白いんですよ、面白い漫画なんです。
誰か信じて下さい……。
↓WEB拍手です↓
アキミ
いや、ホントに途中からスゴイコトになっちゃって(^_^;)10巻位までしか読めてなかったんですよね。最後(?)がどうだったのか気になっていましたが、作者もよく分からないままだったのでしょうね(苦笑)
でも、無茶苦茶でも面白い漫画でした!!最初は普通の音楽サクセスストーリーだったと思ってましたけど…。