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月と茉莉花~月に歩す~月と茉莉花~月に歩す~
佐倉 朱里 雪舟 薫

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ボーイズラブ・レビュー


続き物の最終巻です。
↓前巻までの感想はこちら
月と茉莉花
月と茉莉花 /羞花閉月

世間では3連休だというのに、私は社を上げてのイベント真っ最中で、日曜なぞ休みどころかありえない早朝出勤の憂き目を見るのです。交通機関使ったら始発でも遅刻な時間です。これが同人の飛び交うイベントなら徹夜上等! なのですが、あいにくまったくの異業種なので普通に泣ける。休みは今日だけです。頑張って今日更新しよう。

さて。
2巻の感想で、続きを諦めていた私……諦め早いな! しっかり続きが出ましたよ。
今回で最終巻だそうです。
確かに意見が分かれそうだなぁ、とは思いましたけれども、なかなかどうして立派なボーイズラブ・ファンタジーだったんじゃないでしょうか。
(逆にこれが中華風ライトノベルファンタジーだったら私は読まないよ……)


以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。

滅びた湘国の王族で、唯一生き残った月心は、煬大牙の計らいでめでたく元服し、伶人として朝に仕えることになった。典楽庁の他の伶人に湘の楽曲を伝授する役目を賜った月心だったが、楽生のうちの一人から度々いやがらせを受けるようになる。日々、傷心していく月心に、大牙は憂慮を抱いていたが…。表題作に、大牙が妃を探す最終話も加えた、切なくも甘い感動の歴史ロマン第三弾、待望のシリーズ完結篇。


注目は、働き始めたはいいけれど、色々と反感を買って疲れていく月心をヤキモキしながら見守る大牙でしょうかね。

月心に些細な反発をした楽生をあっさり脳内で死罪にしてしまう大牙、恋人煩悩が過ぎますよ! 気持ちは分かりますけど、甘やかしすぎだよあんた。
だいたいなんだあのヌルイ勤務状況は!
2日に1回の数時間で給料もらえんのかよっ!! 
そりゃ、毎日毎日通常勤務に従事して仕事の一環で楽器を習っている人たちは怒るだろうよ。
腹立てたあんたは正しい。とちょっと思ってしまったのでした。

でも健気に頑張る月心は可愛いのです。
あの真っ直ぐな気性は貴重です。
最後まで直接は大牙に手を出させずに、教え子達をまとめたあんたは頑張った!


ラブラブ具合では前巻には負けるかなー、と思った最終巻でしたが、月心の積極性は一番かな……「月に乗ず」じゃないだろー。

のっかったのは月心なんだから!

うはははは。
ごちそうさまでした。
デバガメしたスケベオヤジの気分です。


そして問題のラストですけど。
まぁなんだかんだ言って中華風の設定にして、攻が太子だった。
という時点である程度の妥協はむしろあって然るべきかなぁと。
太子は跡継ぎを残すことも義務なわけで、当然ながら月心はいくら美人でも子供は産めないのですよ。
陸ちゃん、良い嫁さんになりそうじゃないですか。
そしてパパ、物わかり良すぎです。
うちの親父は真剣な顔で弟がボーイズラブ読んだり彼氏連れてきたりしたら勘当だとのたまいましたよ

男同士の純愛をファンタジーとして楽しむためには嫁さんの存在自体がありえん! というのは確かにそうです。私もそう思う。
だから、ほとんどのボーイズラブは王族を登場させても第2王子以下だったり、他に跡を継げる男がいたり、はたまた女帝の世界観だったりと抜け道を作ってあるわけです。
でも今回は、作者が初めになーんも考えてなかったか、初めからこうするつもりだったのか(後書き読むとどうも確信犯っぽい気もしますが、私は初めはなーんも考えてなかった説を支持)、中華風の設定で太子と名の付く正真正銘の跡取りが攻に抜擢されちゃったので……。むしろこれで大牙が義務を放棄したらお話が崩壊するんじゃないのかと。
だって、その選択肢を選んだら、彼らに残された道は駆け落ちだけですよ。
そんなことしたら3冊で終わらないじゃないですか!!

むしろ。
私はラストでちゃっかり蔡月心が史書に編まれていたことにびっくり。
しかも立后してるし!!
これって王妃って意味ですよ!?

誰が書いたんだこれ!?


普通はその代の王が死んでから編纂されるから、長生きした火烏あたりかしら。
とか色々楽しく妄想しました。
史書に残してもらえるくらい、月心は周りの人々にも愛され、認められてたんですよー。
と私は納得したのでした。
(でもやっぱり月心は短命だったのかも、とちょっと凹んだけど)

個人的には陸ちゃんと月心と大牙が仲良く暮らすお話も読んでみたい。
でもそれこそボーイズラブじゃなくなる気もするので無理でしょうね。
陸ちゃんには酷な話だし。

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