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ボーイズラブ・レビュー


続き物の2巻です。
1巻の感想はこちらへどぞー。

ライトな感じのSF(この作品の場合、スペース・ファンタジーで正しい気もする)っぽい本作。舞台は月面都市。
異星人とか、長寿人種がナチュラルに月の上を闊歩しております。

前回からの続きで、上司であるフェリシアを抱くのが任務になっているシーナの奮闘っぷりが楽しい1冊。

さてさて、シーナは1巻で着せられた汚名を返上することができるのでしょうか。


以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。

「じゃあ、SEXを始めましょうか」。上司として着任したフェリシアと抱き合うこと。それは犯罪捜査官・シーナの体内にある「国家機密」の回収手段だ。けれど、何度抱いてもフェリシアの冷淡な美貌は崩せない。次第にもどかしさを募らせるシーナは、フェリシアへの想いに気づき始める。そんな時、カジノの潜入捜査で、フェリシアが人身売買のオークションにかけられ!?

わー……いい歳した男二人が遊園地でデートですよ。
寒いわっ!!
他になんかなかったのか。
なんでムードを盛り上げるための前準備がよりによって遊園地になっちゃうんだ。
良いけど。別に良いんですけど。
映画見た後にホテルの高級レストランで飯食ってその後バーで良い気分になって酒の勢いを借りてそのままそのホテルに宿泊して――とかじゃ駄目なのか。

まぁ仕事で上司と身体を繋ぐことになっちゃって、しかもどうやら自分は相手に惚れているらしく、相手はただの任務だとしか思っていない、という状況ではちょっとやりにくいですよねぇ。

これでまだシーナが据え膳を美味しく頂ける図太さがあればよかったんですけど、あいにくそうではなく。
焦ったり途方に暮れたりする攻は哀れだけど萌。

そして。
任務だと割り切っているはずのフェリシアが、どうやら自分の感情が揺れているらしいと自覚し始めてとまどっている姿に萌。

ついでに下ネタ大好きエ口犬にも萌。


今回は1巻ほどあからさまに誘い受ではなかったのですが、おとり捜査とはいえ薬盛られて、あられもない姿でオークション出品されちゃうサービスシーンがあったので良しとします。
フェリシア、オークションの開催者兼黒幕のメイド少女より高値が付いていました。
120億だそうです。アラブも真っ青のお値段です。
あのメイドさんがラスト、必要以上にぶち切れてたのはそのせいもあるのかも。
だって、女として自分の値段がどれくらいになるのか云々とおっしゃっていましたので。
そもそも最低落札価格の時点で自分の落札価格が負けていたわけですから、ちょびっとプライドが傷ついていたのかも知れません。


で。
肝心の『種』(これを体液経由で受が回収するために身体の関係が任務になっている)の回収ですが……。

なんか結果がどうなったのかがわからん。
シーナ、種ナシ疑惑は宙に浮いたままです。
なんというか、ご愁傷様……強く生きてればそのうち良いことあるよ、たぶん。

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