ブログネタ
ボーイズラブ に参加中!
さよならを言う気はないさよならを言う気はない
英田 サキ 北畠 あけ乃

大洋図書 2006-05-26
売り上げランキング : 1619

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ボーイズラブ・レビュー


いやー……ヤクザ受ですよ。
探偵攻ですよ。
なんかちょっと珍しい気がします。

ヤクザというと攻なイメージがあるんですけど……。
今回は受。

し・か・も。

襲い受ですよ。

私、誘い受は萌ツボストライクゾーンで好きなんですが、襲い受はぎりぎりボールでアウトです。ちょっと今回の受様は私のお好みではありませんでした。


以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。

三年前に警察をやめ、現在ひとり「陣内探偵事務所」を経営するしがいない探偵、陣内拓朗。彼にはもっとも苦手とする男がいる。それは新宿歌舞伎町一帯をシマに暗躍する美形だが強暴なヤクザ、天海泰雅だ。見てくれの繊細さとは裏腹に、東日本最大の暴力団組織・紅龍会の直系二次団体周藤組の幹部であり、「周藤の虎」と呼ばれ恐れられている。天海が依頼してくる仕事にはろくなものがない。陣内にとっては疫病神のような存在だ。そんな天海が今日も厄介な依頼を持ち込んできて!?

腐れ縁が腐りきれずに繋がったまま年食っちゃいました、という感じの2人です。
何しろ出逢いは受が中学・高校生の頃です。
昔はあんなに健気で素直で可愛い子供だったのに、いつの間にか小憎らしいチンピラになり、気付けばヤクザの幹部になっていた気性の荒い化け猫さん。受なのにしょっちゅう攻に襲いかかってくれます。
骨はあるし筋の通ったイイ男なんですが、どうも襲い方が気に食わなかったのです。
これは完全に私の趣味の問題なんですが、もうちょっとばかし可愛げがあるか、逆にもっと「男」らしい男なら良かったのにと思います。
なんか彼は、属性受なのに攻になろうとしたけどでもやっぱり受だったわ、でも攻願望から抜けきれずに受の立場から襲っちゃったという感じがして……。
どうも微妙だったんですよね。(私の説明もたいがい微妙ですが)

逆に攻は見事なヘタレ攻で、なかなかに好みの男でございました。
この何とも言えないくたびれ具合がたまりません。
受からは「将来の夢も輝かしい夢もない男」と称されるほどのくたびれっぷり。


ストーリーよりもこの2人の関係性に目がいく、ボーイズラブとしてはある意味王道な作品ではありました。
しかし、アオリにあるような、

「せつなく、胸あたたまるヤクザと探偵のラプソディ」

ではない気がするなぁ。
どの部分を指してせつないとか胸あたたまるとか云っているのかは理解できますが、共感は致しかねます、という感じでしょうか。つーかいい歳した男2人つかまえてラプソディってそれどうよ?


あと、受の諦め良すぎ。
景気よく襲いかかっていくのはいいんですが、コトが終わった後にお前とは二度とやらねぇよ、とか言い出します。理由は至極もっともで、ヤクザだから汚いこともするし人も殺す、元刑事のお前がそれを見て苦しまないわけがない、だから付き合うのはやめとこうぜ、ということなんですが……。

「俺はな、こう見えて結構、我慢強いんだ。八年前の拙い騎乗位の思い出(八年前にこの受は意識がない攻に勝手に乗っかってます。ヘタレな攻めは実は気付いてたけど気付かないふりして狸寝入りしてました)だけで、踏ん張ってここまでこられた。だから、八年たったらまた抱いてくれよ。な?」


いや待て、おまえ八年も待たす気かよ!?
織姫と彦星だって年1回は逢い引きしてるこの世の中で8年とかもうありえんから!
そしてそれに対する攻の返答は当然、

「……馬鹿野郎。お前と一緒にするな。
俺はそんなに我慢強くないんだよ。8年も待てるか

まったくもって、ごもっともな主張です。とんだ自己中受です。
付き合ったあかつきにはそのへん、きっちり躾た方が良いと思われます。

逆にここで、

「じゃあまた8年後な」

と言われたら、オイ待てこらオッサン!
となります。
いくらヘタレ攻とはいえ、そこまでヘタレてたら攻めの資格剥奪モノですからね。

    ↓WEB拍手です↓
   web拍手