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恋 私立櫻丘学園寮恋 私立櫻丘学園寮
橘 紅緒 北畠 あけ乃

大洋図書 2006-04-24
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ボーイズラブ・レビュー


なんかもうこの人の作品の雰囲気は、この静かさがウリになるのかな、と言う気がしてきました。良くも悪くも、あんまりボーイズラブを読んでる気がしないのです、この人の小説って。

学園モノは苦手なのですが、この人の書く学園モノには私の苦手要素(ドタバタしていていつの間にか男同士でくっついていき、気付けば周りはALLカップル、誰もそれを不自然に思わず、男同士で校内で嫉妬トラブル小競り合いのエンドレスループとか……)があまり入っていないので自然に読めます。
もっとも学園モノのレベルが下がったのは、売れると踏んだ出版社がのべつくまなしに作家さんに学園モノを要求したからじゃないのかと思わないでもないですが。


以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。

「センパイが恋愛する相手は、俺じゃなきゃ嫌だ」 私立櫻丘学園寮の入寮日、三尾純弥は姫城忍と出逢った。櫻丘寮には二年生が一年生をマンツーマンで指導・担当する制度がある。三尾の担当が姫城だったのだ。誰に対しても公平で優しい姫城。三尾はすっかり姫城に懐き、可愛がられるようになる。だけど、自分は特別な存在じゃない・・・・。姫城への恋心に気づくと同時に、残酷な事実を三尾は知ることになるのだが・・・!?


いやー、可愛いな三尾くんよ!
でも集団生活すると、こんな感じで懐いてくれる後輩は結構います。
可愛いですとても。しかし行きすぎるとアレですけど……。

正直思った。
ネクタイくらい自分で結べよ三尾くん。
姫城もそこまで甘やかすなよ!

個人的には、男の人が同性のネクタイを締めたり直したりという光景はかなり萌! ですが、対象が高校生以上、出来れば社会人希望なので、今回のはちょっと守備範囲外。

姫城が、恋人が他の人にネクタイ結んでもらうようになるのが耐えられないから覚えて、みたいなことを言ったのでようやく納得しました。

要は、好きな男のネクタイをずっと締めてやりたかっただけなんですな。
しかしそれ、マンツーマンで指導に付いた意味ないから
そういう基本的なことは最初のうちに出来るように教育しないと。
その上で好きなだけ結んであげなさいな。
きっと結べない振りして三尾くんは喜んで結ばせてくれるはず。

あと、こいつら(姫城とか松嶋とか)どう考えても中学生じゃないから。
某テニス漫画よりマシかなとも思いますが……。
こんな中学生いねーよ!
(少なくとも私が中学生の時はいなかったし、塾で4年教えている間にも見かけなかったし、教育実習先にもいなかったし、現役中学生の弟の周りにいるとも思えない……)
でもだからどうなのかっていうこともないんですけど。
楽しく読めれば連中の年齢は些事です。
時々年齢の話が出てきて嘘つけ!と思うだけで。


しれにしてもなんで、けっこう色々と作中で起こっているのに、雰囲気が相変わらず静寂な湖チックなんでしょうか。不思議です。
実に不思議です。
この何とも言えない一抹の物足りなさが気になって仕方ないのですよね~。
もうどうせならこの静かな雰囲気に磨きを掛けていくのもアリかもと思いました。
この静寂に、もう少々の毒と神秘を放り込んで反応させたらJUNEの匂いがしてきそうな気がします。読んでみたいなぁ、この作家さんのボーイズラブじゃなくてJUNEな男同士の恋愛。

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