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プラトニック・ダンス〈2〉プラトニック・ダンス〈2〉
川原 つばさ

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ボーイズラブ・レビュー


1巻の感想はこちら

個人的には全6巻中、この2巻が一番ツッコミどころが多く、ネタに困らない素敵展開だったと思っています。
かなり好きなんですこの巻。
ぶっ飛んだ方がぶっ飛んだ権力でぶっ飛んだことをしでかしてくれるので。
まぁ、振り回されることになった絹一にはご愁傷様としか言いようがないのですが。


以下ネタバレ妄想注意!

紹介文です。

極上のホスト・鷲尾との、友人以上恋人未満な関係に揺れまどう絹一。人肌は恋しいけど、それをあの人に求めてはいけない―。絹一は距離を置くように、仕事でイタリア出張へ。ところが、そこで出会った美貌の若手実業家サルヴィーニに、逆恨みから拉致監禁されてしまう!!その上、絹一を追ってイタリアへ来ていた鷲尾の安全と引き替えに、無理やり凌辱されてしまい…!?

この紹介文にご登場遊ばすサルヴィーニ様がたいした御方でして。
このサル様は、絹一に恋してるギルバートが大好きなのです。
でも、もう自分ひとりではギルバートは幸せにできない……。

よし。
じゃあ愛しのギルが好きな絹一を調教してギルにあてがって楽しく3Pしよう

と思い立ってしまったのですね。
彼は思いついたら即実行の人です。
まだ鷲尾への感情も制御しきれず、恋だの愛だあのを信じられずに不安定に揺れていた絹一は、そこら辺の事情を軽く無視されてしまいます。

手始めに盗聴や盗撮、ストーカーで身辺事情を探られ。
出張先のイタリアであっさり拉致られます。
人間が入るほどでかいトランクに詰め込まれた挙げ句高級ホテルに監禁。
鷲尾を海に沈められたくなかったら言うこと聞いた方がいいんじゃないの?
ということで抵抗も封じられされたい放題です。

裸に剥かれて風呂場で全身、体の中まで洗い尽くされて、そっからどうすんだろ?
と思っていたら今度はワイン風呂ですよ。

「君の身体はなかなか硬そうだ。ワインに漬けて食べやすくしなければ

いやそんなサル様。
ステーキにするわけじゃないんですから

そして柔らかくなってしまった絹一はシルクのベッドカバーの上にしどけなく広げられて隅々まで検分され、もっと肉を付けないとギルが思いきり抱けないと文句をつけられ、でも抵抗できません。
サル様の独白は続きます。

「ギルが君を情人に望むなら、私は彼の望みをかなえないわけにはいかない。
そのうち、3人でプレイしてもいいしな。
君を慈しんで抱く彼の身体を、私が背後から貫くのも楽しそうだ
君はギルに安らぎを贈り、
私は…いつか、このイタリアを彼に捧げよう

たった数行の発言だというのにこのツッコミどころの多さと来たら尋常ではありません。
でも一言で言うなら、


この変態がっ!!


といったところでしょうか。
金持ちの権力者って……。
と遠い目になってしまいます。

ギルを拒否ってる絹一の希望はきれいに無視。
もう完全にドリーム入ったサル様は妄想ワールドから戻ってきません。

でも。
お願いですから己の執着のために祖国を男に捧げるなんて言わないで下さい
イタリア全土の国民が泣きます。
きっと男への捧げものに国ごと差し出されたと知ったら悲嘆にくれて号泣します。
もう間違いない


そして現在当事者で号泣する権利はもちろん、空手有段者の拳で殴り倒してもOKだろうと言うくらいの目に遭わされていた絹一ですが。
最終的に、裸体にレースのシャツ一枚を羽織らされただけの姿で、結婚指輪が500個は作れるのだそうな大量のプラチナで作られた手錠を嵌められ、自我喪失寸前でベッドの上。
ひたすら可哀想な状態でした。
しかも絹一をそんな状態にしておいて、サル様は平然と言い放ちます。


「私はあの子になにもしていない。ただ話をしただけさ」


まったく、どの面下げてそう言うこと言いますかね?
憎めないキャラであることは確かなんですが、感覚が一般人とずれまくっているため、いちいち行動するたびにツッコミどことが生まれます。
分かってるんですよ、サル様はギルを守りたいだけなんです。
それを金持ちの権力者感覚でやられると傍迷惑この上ないんですけどね。

まぁおかげで奥手な絹一と、ホスト鷲尾の関係に一石が投じられたようなので、読者としては良かったと言えるわけですが。
本人達はたまらんでしょうなぁ……。

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