最近、弟に本を与え始めました。
何しろ妹で失敗しているので、慎重にコトを運んでおります。
もう失敗は許されません。
つーか、妹はボーイズラブの世界に両足を突っ込んでも所詮は他人事、ミーハー、萌、腐女子程度で済むわけですが、いちおう弟は男なので。
姉としては弟に美人なお兄さんとか連れてこられて、
「俺の彼氏」
となっても困るのです。
もうホントに、非常に困ります。
弟のお相手を前にして、
この少年は受かしら、攻かしら?
と首を傾げるようなことになるのは是非とも遠慮願いたいわけです。
出来ればごく普通に悩める青少年として恋愛にうつつを抜かして、
最終的には気だての良い可愛い娘さんを紹介してもらいたい。
恋はしたけど相手が男とか、シャレにもなりません。
(弟が超絶美形とかならともかく)
ということで、健全で、なおかつ面白い本を、ということで。
小学生の時に、
デルトラ・クエスト〈1〉沈黙の森
を読んで面白いと言っていたのを覚えていた私は、じゃあファンタジーなら楽しく読めるのだね、と判断し、
放浪の戦士〈1〉―デルフィニア戦記 第1部
を与えてみました。
(新書サイズのイラスト付きの方です。絵がなくて文庫1段組みと、絵があって新書二段組みどっちが良い? と聞いたら絵がある方だと言ったのでそちらを貸してます)
ご存じの方も多いと思いますが、すばらしく笑わせてくれるファンタジーです。
笑いありシリアスありのジェットコースター・ファンタジーで、18冊、最後まで読ませてくれます。
私の狙い通りデル戦にはまった弟は、これまでゲームに費やしていた時間を活字にあてるというすばらしい成長ぶりを発揮。現在10巻まで駒を進め、今日もリビングで読書タイムを満喫しておりました。10巻と言えば王様がまぁ大変なあたりで、この先の巻で綺麗に終わってるのなってねーよ、という物語も中盤、というところ。
私もこのあたりは睡眠時間とさよならしてました。
で、珍しく己の息子が読書している姿を目の当たりにした父は、ある危惧を抱きました。
「おいおまえら!」
と、昼食中、ものすごく真剣な顔をした父が口を開きます。
何事かと思いきや。
「コイツに変なモン、あの、ボーイズなんとかとか読ましてんちゃうやろな!」
い、いやお父様!!!
恐らく娘がリビングでいかがわしい本を読んでいたのと弟を重ねたんでしょうが。
そんな恥ずかしそうに必死の形相で茶吹き出しそうなこと言わないでお願い。
貸してないから安心して!!
というか、父がボーイズラブなんて単語を認識していたことに驚き。
前までホモとしか言ってなかったのになぁ。
なんか成長してます?
どうやら、通っているフィットネスクラブでやたら仲の良い青年2人がいちゃついていたのを母親と2人で目撃したらしく、そこから連想して弟の今後に危機感を抱いたようで、顔がマジでした。
恐らく、
おかしなくらい仲の良い男2人を目撃
↓
息子が読書を始めた、しかも選本したのは腐女子の姉
↓
もしかしてボーイズラブ小説など与えられたのでは?
↓
影響された挙げ句彼氏とか作って連れてきたらどうしよう!!
という流れだと思われます。
むしろ私たち姉妹は、そのフィットネスクラブに青年達を見に行きたいなぁ。間違いなく恋人同士だよなぁ。という方向に思考が飛んだのですが、もちろん父はそんなことは知るよしもなく。
「おい○○(弟の名前)! そんなことになったら勘当やからな!!」
……そんなことってどんなことですかお父様!
1:BL本を読んだら勘当。
2:BLに影響されて彼氏を連れてきたら勘当。
うーん……。
1なら娘2人は既に勘当絶縁決定なんですが、女だから許容されているんでしょう。
弟はめいっぱい否定してましたが。
……おねーちゃんはアンタの部屋から出てきたCIELを忘れてませんよ。
ちゃんと女の子連れてきてね……。
あんたが男連れてきて怒られるのは我々腐女子姉妹に決まってるんだから!
何しろ妹で失敗しているので、慎重にコトを運んでおります。
もう失敗は許されません。
つーか、妹はボーイズラブの世界に両足を突っ込んでも所詮は他人事、ミーハー、萌、腐女子程度で済むわけですが、いちおう弟は男なので。
姉としては弟に美人なお兄さんとか連れてこられて、
「俺の彼氏」
となっても困るのです。
もうホントに、非常に困ります。
弟のお相手を前にして、
この少年は受かしら、攻かしら?
と首を傾げるようなことになるのは是非とも遠慮願いたいわけです。
出来ればごく普通に悩める青少年として恋愛にうつつを抜かして、
最終的には気だての良い可愛い娘さんを紹介してもらいたい。
恋はしたけど相手が男とか、シャレにもなりません。
(弟が超絶美形とかならともかく)
ということで、健全で、なおかつ面白い本を、ということで。
小学生の時に、
デルトラ・クエスト〈1〉沈黙の森
を読んで面白いと言っていたのを覚えていた私は、じゃあファンタジーなら楽しく読めるのだね、と判断し、
放浪の戦士〈1〉―デルフィニア戦記 第1部
を与えてみました。
(新書サイズのイラスト付きの方です。絵がなくて文庫1段組みと、絵があって新書二段組みどっちが良い? と聞いたら絵がある方だと言ったのでそちらを貸してます)
ご存じの方も多いと思いますが、すばらしく笑わせてくれるファンタジーです。
笑いありシリアスありのジェットコースター・ファンタジーで、18冊、最後まで読ませてくれます。
私の狙い通りデル戦にはまった弟は、これまでゲームに費やしていた時間を活字にあてるというすばらしい成長ぶりを発揮。現在10巻まで駒を進め、今日もリビングで読書タイムを満喫しておりました。10巻と言えば王様がまぁ大変なあたりで、この先の巻で綺麗に終わってるのなってねーよ、という物語も中盤、というところ。
私もこのあたりは睡眠時間とさよならしてました。
で、珍しく己の息子が読書している姿を目の当たりにした父は、ある危惧を抱きました。
「おいおまえら!」
と、昼食中、ものすごく真剣な顔をした父が口を開きます。
何事かと思いきや。
「コイツに変なモン、あの、ボーイズなんとかとか読ましてんちゃうやろな!」
い、いやお父様!!!
恐らく娘がリビングでいかがわしい本を読んでいたのと弟を重ねたんでしょうが。
そんな恥ずかしそうに必死の形相で茶吹き出しそうなこと言わないでお願い。
貸してないから安心して!!
というか、父がボーイズラブなんて単語を認識していたことに驚き。
前までホモとしか言ってなかったのになぁ。
なんか成長してます?
どうやら、通っているフィットネスクラブでやたら仲の良い青年2人がいちゃついていたのを母親と2人で目撃したらしく、そこから連想して弟の今後に危機感を抱いたようで、顔がマジでした。
恐らく、
おかしなくらい仲の良い男2人を目撃
↓
息子が読書を始めた、しかも選本したのは腐女子の姉
↓
もしかしてボーイズラブ小説など与えられたのでは?
↓
影響された挙げ句彼氏とか作って連れてきたらどうしよう!!
という流れだと思われます。
むしろ私たち姉妹は、そのフィットネスクラブに青年達を見に行きたいなぁ。間違いなく恋人同士だよなぁ。という方向に思考が飛んだのですが、もちろん父はそんなことは知るよしもなく。
「おい○○(弟の名前)! そんなことになったら勘当やからな!!」
……そんなことってどんなことですかお父様!
1:BL本を読んだら勘当。
2:BLに影響されて彼氏を連れてきたら勘当。
うーん……。
1なら娘2人は既に勘当絶縁決定なんですが、女だから許容されているんでしょう。
弟はめいっぱい否定してましたが。
……おねーちゃんはアンタの部屋から出てきたCIELを忘れてませんよ。
ちゃんと女の子連れてきてね……。
あんたが男連れてきて怒られるのは我々腐女子姉妹に決まってるんだから!
↓WEB拍手です↓
アキミ
なんかこれを読んでいて昔私の両親が「ルパン三世=泥棒=子供たちまで泥棒を正当化してしまうようになったら困る」という理由により私たちにルパン三世を見ることを禁止していたのと似ているなぁと思って読んでしまいました(笑
BL読んでるからって男が男を好きになるかってそんな単純なものじゃないような気が……^^;)
だからって息子にBL読ませるかって言うとそりゃまた別問題、親が子供に読ませる本としてはとても適切とは言えないですから、まぁ自分で判断できるようになって、それを選んで読むようになったらそれはそれで何も言いませんけど。
でも確かに弟さんが彼氏を連れてくるようなことがあったら、お父さんからいろいろ言われるのは確かにアキミさんと妹さんなんでしょうね、弟君、姉さんたちの心中察し必ず可愛い彼女を連れてくるように(笑
では!