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恋は上手にあどけなく恋は上手にあどけなく
崎谷 はるひ 高永 ひなこ

角川書店 2006-03-31
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ボーイズラブ・レビュー


テーマソングはアルプスの少女ハ○ジに決定。
でもこの作品の受は天然の種類がハ○ジとは違うと思うんですが。

しかし刷り込みみたいなもんで、藍が、

おじいさん

と呼ぶ声は脳内でハ○ジの声に置き換わってしまってどうしようもなく笑えました。
まぁストーリーもハ○ジっぽいと言えなくもないですけども。


3冊できれいに完結しました。
(既刊:キスは大事にさりげなく夢はきれいにしどけなく

明らかに攻はショタだ……。
と確信しつつ読了。
だって受が二十歳だとはどうしても信じられなくて。


以下ネタバレ妄想注意!


紹介文です。


二十歳の誕生日を迎え、恋人となった志澤知靖と甘い日々を送る一之宮藍。だが祖父・清嵐の絵に長年固執し、また志澤と藍の関係を知る美術商・福田から脅迫めいた電話を受け、激しく動揺する。そのうえ、いわれのない贋作売買の容疑で志澤は警察に身柄を拘束されてしまい、なすすべもなく追いつめられていく藍に、福田は志澤の無事と引き替えにその身を差し出せと執拗に迫り―!?


いろんな事に決着が付いて良かった良かったと、いったところでしょうか。
藍もだいぶ成長してきたし、知靖も藍と恋愛して良い方向に変わっていったし。

それにしても藍の父親……。
お願いだから一体福田の何がそんなに良かったのか読者に分かるようにきっちり説明して頂きたい
だって、14歳くらいの時にですよ。
裸に剥かれてあれやこれやをされたあげく、写真に撮られるわ他人に抱かせられるわ好き放題いじり回されて、「うつくしい人形」扱いですよ?
そんなにされても好きな理由がさっぱりわからん。
だいたい本編に出てきた福田が、人としても悪役としてもさっぱり魅力のない人物だったものですから。
妄執だか何だか知らないですけど、しゃべり方とやることが陰湿なんですよ。
なんというか、小中学生のいじめっ子が靴箱で人の上履きに画鋲入れている感じで。
見つけたら後ろからグーで殴りたくなるようなキャラでございました。

というわけで、藍と福田の対峙シーンは忍の一字でした。
私が藍なら途中で遮って手が出てます。

でも3冊通して、結構な完成度だったと思います。
あとイラストも好みでした。


そして、この作者のエロシーンとはやっぱり相性が合わないと再確認。
なんかですね……。

無駄に長くてダレるんです

萌えられないのです。
もうあんたらのセックスシーンは5割カットで良いよと言ってやりたい。
ストーリーは好きなんですが、どうもこればっかりは。
というわけでそっちのシーンは微妙に不満でした。
長けりゃいいってもんじゃないんだよと。

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