ブログネタ
BOYS LOVE に参加中!
閑雅なスプーン閑雅なスプーン
池 玲文

ビブロス 2006-01-10
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ボーイズラブ・レビュー(コミック)


帯・帯・帯っ!!!
このレーベルは毎度のことなのですが、オビがえらいことになってます。
表紙の絵は普通なのになんでこんなに帯のアオリが恥ずかしいんでしょうか。

大きい文字はまぁいいですよ。

「極上男同士」

普通です。
本体が落ち着いたトーンの紫で帯の色は黄緑と、配色もなかなか良い感じです。
でもその下。

「義章カズミ――ふたりのセックスが今夜、芸術の域に!!」


芸術的なセックスってどんなんやねん!!
全力で突っ込みつつ読んだんですが、さてどのセックスが芸術の域に達していたのか判別が付きませんでした。すみませんすみません私の修行不足です。


でも、オモテは割とまだ許せる範囲だったんですよね。
問題は裏……。

6度のベッドシーンと深まるばかりの愛を詰めて

回数書かなくて良いから。
ていうかですね。この単行本1冊の中でおまえら6回もやってんのかと。
うううーん。
ちょっとやりすぎじゃね? ストーリー大丈夫?
とおもいっきり不安にさせてくれた秀逸なアオリでした。


以下ネタバレ妄想注意!





紹介文です。


義章の言葉を借りれば"ヒッピー気取り"なカスミ。学生時代の腐れ縁で義章の部屋に…ベッドに…いたりいなかったり、自由でセクシーな居候である─── 本作が2ndとなる池。若くしてBL最高峰のデッサン、編集部も畏怖するこの才能の果ては?


基本的に終始ラブラブなお話でした。
ストーリーに関する突っ込みは特にないです。
6回もあるエロシーンにちょっと脅えながら読んだのですが、まぁそれほどエロ尽くしというわけでもなく。
いちおう1冊に入っている話は繋がっているのですが、箇条書きの漫画を読んでるような感じでした。受攻どっちかに感情移入してドキドキしながらページを捲るというタイプの作品ではありません。

このコミックスの真骨頂はストーリーではなくここの細かい場面場面にあります。

ぶつぶつ文句を言いつつ美味い飯を作ってくれる攻様ステキ。とか、朝起きたら裸ネクタイ姿にされている攻様がおちゃめだとか、ロングコートで煙草を吸っている攻様がめちゃめちゃ格好いいとか、なぜか攻様は受けだと信じていた夫子持ちの秘書(腐女子)とか、職業スタイリストなのになぜか個展で乳首丸出しのものすごい衣装を着て登場した受とか、攻の母親に花嫁が見たいと言われてごついガタイにウェディングドレスを着てしまう受とか、男の恋人が男だという事実を軽くスルーしちゃってるまわりの人々とか……。


とまぁこんな感じで、場面場面が面白いのですよ!

この作家さん、短編が得意そうだなーと思いながら読みました。


あと腐女子秘書の夫! 
自分の息子に平気で「バリタチ」とか口走らないように!
でも夫は普通に受ぽい人なんですよね。
ガタイの良い受が好きならお嬢さんちょっと趣味が違いませんかと。
まぁ、旦那にする相手の好みと妄想対象の好みが違っていただけなんでしょうが。

    ↓WEB拍手です↓
   web拍手