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家賃家賃
月村 奎

新書館 2005-12
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ボーイズラブ・レビュー


月村奎さんの作品を3冊連続で読みました。
そのうちの1冊がこれだったんですが、正直なところ一番微妙なのがこの新刊でした。
久々の新刊ということだし、イラストも嫌いじゃないし、帯のアオリ文句もなかなか好みだったんですが、全体的にあっさりしすぎという感じ。

「もう払ってもらっただろ。しかも一生分。」

一生分にしては軽いなオイと……。


以下ネタバレ妄想注意!





紹介文です。


中学校教師の遼の部屋に突然、勤務先の学校を卒業した人気アイドルの望月和哉が転がり込んできた。担任でもなかった男のところになぜかそのまま居着く和哉。態度だけはデカく、「家賃ならカラダで払う」が口癖だが、芸能事務所をやめて親からも見放された少年を、遼は追い出すことができなかった。けれどある時、今までの家賃だと言って、和哉が大金を持って帰ってきたことから……?


けっこう強引な展開ではあったんですよね。
いくらなんでも卒業した元生徒(しかも担任でもない)がいきなり転がり込んできた、なりゆきで居着かせました、だって親も面倒見る気ないみたいだし、っておいおい。
いくらなんでも人良すぎだろ

しかも和哉くん、ノンケの男相手にカラダで払うってそれはどうなんですか。
おまけにこれ、経験あってよほどテクに自信があるの、と思いきや、なんと未体験。
それで家賃分サービスとか普通に無理でしょ。
でも、彼に関しては子供だし、おまけに転がり込んだ相手の男は一目惚れの相手だったということで、多少の無茶は許容範囲です。
子供は無茶なことをする生き物と相場が決まっています。
可愛いですし。
尽くしたあげく突き放されて嫌われるより最初から役に立ってなくて嫌われる方が気が楽だとか言っちゃうあたりが特に。健気と言うか脅えるうさぎというか。

しかしですよ。
いい歳した大人で立派な社会人の遼!!
ちょっと挑発されて乗っかってこられたくらいで簡単に理性飛ばさないで下さい!
しかも相手は男ですよ、そもそも恋愛対象じゃなかったはずじゃないですか。
いつの間に性癖ヘテロからホモに変わったんですか。
あまりにあっさり理性飛ばして最後までやっちゃった遼にちょっと呆然。
翌日から奈落の底を突き抜けるほど自己嫌悪に陥る遼ですが、ごめん。
ちょっと同情の余地が見つからない……。

結局この一発が契機となってちょっとごたごたがあり、最後は相思相愛になってハッピーエンドです。
が……全体的にあっさりし過ぎてませんか。
私はこの作家さんの淡々と地に足のついたボーイズラブが非常に好きなのですが、それがちょっと空回った感じの1冊でした。

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