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小説道場










この休みに、かなりせっぱ詰まった論文も書かず、教習所にも行かず、何をしていたのかというと、猛烈に懐かしくなって小説道場を読み返しておりました。
馬鹿です自覚してますでも我慢できなかったの!!

小説道場とは、かのボーイズラブ発祥の地、「小説JUNE」に連載されていた、中島梓さんを道場主に戴く小説教室です。投稿されてきた小説を一部取り上げて中島梓さんが扱き上げ、級位・段位付けをしておられました。
(中島梓さん=栗本薫さんです、念のため)


熱い時代でした。
自分に書く気が全くなかろうと、JUNE読みには楽しい連載でした。
門弟たちが成長していったり、中島梓さんがJUNEについて真剣に語っていたり。

今も第一線で活躍しておられるボーイズラブ作家さんの処女作があったりもします。
初投稿で道場主にこてんぱんに叩きのめされ、めげずに這い上がってきた秋月こおさんとか、はじめからトントン拍子に上にプロへの階段を駆け上がっていた江森備さんや尾鮭あさみさん、最後の方で出てきた榎田尤利さん等々。

今現在、これだけ熱く、真剣に没頭してボーイズラブ作家を育てている人なんているんだろうか……というくらい、彼女の講義には並々ならぬ気迫と熱意が溢れております。
エロ描写について真剣に語る中島梓さん、素敵すぎます。
ここはちょっと違うだろー、と個人的にツッコみたい所もあるのですが、そんなものは軽く吹き飛ばされる勢いの内容です。後にも先にも、これほどこのジャンルについて熱くなって突っ走ってくれる人なんていないんじゃないでしょうか。
なんというか、コトの興りに見られる独特の熱を孕んだ本なのです。

おすもうJUNEとも再会致しました。
この作品、全部読みたかったです。


ホント、懐かしかった……。
(↑二日がかりで全部読み返した)
新版には載っていない影の傑作「影人たちの鎮魂歌」が、旧版には載っていると聞いて探し回ったあげく手に入れて腹を抱えて笑ったのも、今となっては良い思い出です。



ところで、旧版の3巻に、終わりのないラブソングの冒頭部分がぽんと載っていたので久々にちょっと読んでみたのですが、冒頭でひっくり返りそうになりました。
川原つばささん作・東京ナイトアウトの二葉(攻)を知っている人には共有してもらえるびっくりです。

冒頭一発目の文章。

「二葉、もっと、脚、開けよ」

あははは。
こっちの二葉は受けだったんですよ。
どうしよう……。

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