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ボーイズラブ・レビュー
コバルトボーイズラブまとめ読みの中で、気付けば麻生玲子さんの作品を一番多く読んでおりました。
本当に違和感なくさらっと読ませてくれます。
読了後に特に感情の変化がない作品ってあまり好きではないのですが、この人の作品はなぜか嫌いになれません。不思議です……。
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文です。
石井暁は、大学1年の春に、姉が雑誌に応募したのがきっかけでモデルの道に進むことに。それから1年、順調に仕事をこなし、ついにフランスのファッションブランドのイメージモデルに選ばれた。そんな暁を陰から支えてきたのが、マネージャー兼"恋人"の本山。撮影のために海辺のコテージに滞在することになった2人だが、管理人のジャン・ジャックが本山と過去になにかあったらしく…。
この作品は、物語が始まった時からすでにカップルが成立しています。
恋愛感情に至るまでの過程があるわけではなく、マネージャー×モデルの日常が書き綴られています。モデルの日常なので、一般人から見れば特殊ではあるのですが。
アジアに新しく展開するブランドのイメージモデルに抜擢され、その撮影先で本山(攻)の元恋人に会って動揺してみたり、忙しい合間をぬって軽い逢瀬を重ねたりと、これまた特に大事件が起こるわけでもなく、大喧嘩の末別れ話に突入してド修羅場になるわけでもなく。
1冊使って二人のラブラブぶりをのろけられたような気がします。
いやもう、幸せで良かったね!
と言う感想しか……。
あ、あと犬がめちゃめちゃ可愛かった!
落ち込んでいたら慰めに来てくれるレトリバー。
いいないいな。大型犬は気兼ねなくじゃれられるので大好きです。
あと、この作品ってシリーズだったんですねー。
読み進めればちょっと事件とか起こったりするんでしょうか。
どうもきれいに終わりすぎていてまったく次巻への引きがなかったので、1冊読み切りと言われても普通に納得できます。
商売っ気のない作品です。
↑褒めてます!!
彼女の作品、コバルトに限るなら「ライト・ボーイズラブ」という感じでしょうか。
とりあえずボーイズラブってどんなんかな?
と言う人がダメージなく入門を果たせそうな内容です。
↓WEB拍手です↓
アキミ