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崎谷 はるひ

角川書店 2004-04-01
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ボーイズラブ・レビュー


崎谷はるひさんの作品とは、私、エッチシーンの相性が良くないようだと数冊読んで気付きました。
どうもタルイというか萌えないというか……なぜかは良く分からないんですが、どうも駄目みたいです。友人は気に入っているので、人それぞれと言うことでしょう。
それ以外のストーリーは、かなり好みのものが多いのでちょっと残念だったりします。

今回は、金融ディーラー×高校生サーファー(受験直前)というちょっと珍しい組み合わせです。……私も昔、円とドルのグラフ表示をリアルタイムで睨みながら地道に売ったり買ったりして、元手500万をいくらまで増やせるかというネットゲームをやったことがありますが、アレは確かにはまります。
はまって休みの日などは日がな一日、パソコンに張り付いて円高だの円安だののグラフを前に格闘したものですが……800万を超えたあたりで、これはいくら稼いだところで自分の金にはならないということにハタと目覚め、きっぱり足を洗いました。
架空の口座の架空の金なので当たり前なのですが。

とにかく、ちょっと仕事外やになっていたウォール街の寵児が、高校生のひたむきさに惹かれていくお話です。
ちなみに、目を閉じればいつかの海に微妙にリンクしてたりします。
別作品リンクって、何か妙に嬉しくなる時があります。


以下ネタバレ妄想注意!





紹介文です。


天才金融ディーラーとサーファー少年の、ひと夏では終わらない恋!!
花火大会の夜、ケンカに巻き込まれていた少年・和士を助けてしまった桐人。屈託なく自分の夢を語る和士は、気鬱なだけの日々を過ごして桐人にはあまりにも眩しく、やがて無くしたはずの衝動を押さえきれなくなり…!?
狂おしいまでに飢えた、この情動を。―きみだけが、知らない。
気晴らしに出掛けた花火大会の夜、喧嘩に巻き込まれていた高校生・水瀬和士を助けた高城桐人。かつてウォール街きっての天才ディーラーでありながら突然引退し、ただ気鬱なだけの日々を送っていた彼にとって、屈託なく夢を語る和士の姿は、あまりにも眩しすぎるものだった。更に、それはやがて無くしたはずの鮮やかな衝動を呼び起こす波となり、しなやかな和士の肢体をも巻き込んで、さからう術もなく溺れていくことに―!?



私は好きです。
高校生の相談に立派な大人が乗ってくれて、解決策を教えてくれたり手助けをしてくれて、なぜか親まで口説き落としてくれる大人の男の話。
そして、ボーイズラブ業界ではほぼ例外なく、相談に乗ってくれた大人の男は、年下の少年の素直さやひたむきさに驚かされたり懐かしがったりしているうちに、その少年を恋愛対象としてとらえるようになっていく……。自分がとうの昔に失ったものを、その少年を抱くことで取り戻したいのか、単なる郷愁なのか。

しかし何にせよ、お互いに刺激しあったり影響を受けたりしながら話が進んでいくというのは読んでいて気持ちが良いです。
今回の話の主人公は、受験前なのにプロサーファーになりたくて親と衝突していたりします。そこに、攻様が助け船を出してくれます。
基本はラブラブ。
素直な高校生って良いです。
(私は中学生より高校生のほうが断然好き。どうやらショタ属性はないようです)

ただ、ディーラーとしての桐人の描写は、ちょっと物足りない気はしました。もうちょっと仕事風景のこととか書いてあると面白かったのになーと。
(そんなことしたら、ただでさえ結構な分量の文庫本が際限なく膨張するに決まっているのですが)
指先をちょっと動かすだけで億単位の金が動くスリル……。
いいですね~。
波のうえの魔術師なんかだと、そういう部分の描写がすごく楽しいです。(これはBLじゃなく一般書籍ですが)
為替変動の波に乗ってお金を操る仕事……普通の人がやったら胃に穴があくこと受け合いです。

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