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4576042165天国が落ちてくる(3)
高遠 琉加 祭河 ななを

二見書房 2004-11-27
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ボーイズラブ・レビュー


妹に買ってきてもらった最終巻です。
(市内行きの定期持ってる妹、羨ましすぎ……)

痛いという人が多い高遠琉加さんですが、私はどちらかというとせつな系&純愛だなーと思ってます。

最終巻まで、しっかり堪能させて頂きました。


以下ネタバレ妄想注意!





1・2巻で毒がないなーとこぼしたんですが、毒人物がちゃんと一人出てきましたよ。
紹介文です。


やっと自分の心に気づいたカオルの思いを受け入れた湊。しかし、いわくありげな女が現れたのをきっかけにカオルの声は再び失われる……。ツアー続行は絶望的な上、過去を暴露したゴシップ記事が出回るという最悪の事態に、マスコミはもとより湊の前からさえもカオルは姿を消してしまう。一時の逢瀬で、彼の子ども時代のいたましい記憶の断片を知るものの、もはやカオルを愛しているいることに疑いを持たない湊は、唯一の手がかりと思える桐島千暁に会おうと英国に向かう。ただカオルに気持ちを伝えるために。触れ合い、奏でる珠玉の恋物語。特別番外編「ベッド」、後日談の書き下ろしも収録したシリーズ完結編!


上のいわくありげな女というのはカオルの伯母さんです。
彼女の毒っぷりは、このなんとなくきれいなイメージのある作品の中でけっこうインパクトが強かったです。
カオルを育てているときは同居していた男とやりまくり、カオルが歌っていたら黙れと拳銃(オモチャでしょうが子供にしたら本物とかわらん)を口に突っ込んで固定して外に放り出し、それで逆上したカオルが男を突き飛ばしたらたまたま階段から落ちてケガをしたと。で、カオルが売れ出したら、借金に困っていたこともあって、過去の自分に都合の悪いことは伏せて、カオルが昔、人を殺しかけたこと黙っておくからと事務所やレーベルに口止め料を要求して拒否られ、仕方ないのでマスコミにその情報を売ったと……。

いやもうこれ、人としてどうよ伯母さん
フツーに虐待ですやん!

カオルの声が出なくなるのは、おまえらが昔、拳銃口に突っ込んで黙れっていったからなんだぞ。むしろ慰謝料払え。

結局、あることないこと、メディアに露出しまくった伯母さんがまくし立てたせいでカオルは事務所との契約を違約金払ってまで破棄して海外に行ってしまい、うさぎちゃんとの仲は微妙になりと最悪です。

ま、これがきっかけで、カオルは本当に歌いたかった歌を歌えるようになったり、雨降って地固まる法則でうさぎちゃんとの仲も深まり、となるわけですが。
それでもあの伯母さん嫌いです私……。消えて。

あとは、人前でピアノが弾けなかったうさぎちゃんが、カオルとのコンビで小さなライブで演奏できたこととか、そういう成長もちゃんとあって嬉しかったです。
好きな人の声に乗せてピアノ弾けるって気持ちいいでしょうね~。
末永くお幸せに……。

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