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ボーイズラブ・レビュー
内容のまえにちょっと一言。
……アクア文庫の、この蛍光ピンクのオビはなんとかならないものでしょうか。
リニューアル出版された逢えるかもしれないシリーズも、この4作目で一応完結です。
(1~3巻のレビューはこちら)
イラストは新書版とは変わっていたんですが、
どちらかというと私は新書の雁川せゆさんの方が好みでした。
受攻両方キャラ立ちしていて、どちらを好きになっても楽しめるシリーズだと思います。
ちなみに、私には珍しくこのシリーズでは攻の方がお気に入りでした。
押しの強い情熱的なちょっとだけヘタレな攻と、強いんだけど、その強さというのはどちらかというと「硬い」強さで、折れる時はあっさりポッキリいきそうな受という組み合わせは、ありきたりだけれどツボを心得ていてあっさり陥落致しました。
メディカル・ラブは沢山ありますが、中でも上質なシリーズに分類して良いと思います。
(なんかここまででレビュー終わってるような気もしますが)
以下ネタバレ妄想注意!
紹介文いきます。
整形外科医・吉永と内科医の内海は、共に働く恋人同士である。
互いに信頼感を抱き、穏やかに愛情をはぐくんでいた二人の前に、
思わぬ障害があらわれてしまう。
あるとき、整形外科希望の実習生を受け入れることになった吉永は、
彼女が同僚の異母兄妹・恵実だと知る。
どこに行くにも吉永にべったりくっついている恵実のせいで、
内海とはすれ違いばかり。
そして内海には恵実の異母兄・春谷が接近してきて!?
吉永にも内海にも、求愛者があらわれる波乱の1冊でした。
珍しいのは、攻に言い寄ってきたのが女だったことです。
現実世界では普通のことなんですが、BL小説では珍しい気がして仕方ありません。
(多分実際珍しいことのハズ)
しかも、この女性キャラ、ちょい役で引っかき回してさようなら。
というのではなくて、きっちりこの1冊の中で主要キャラに食い込んで描写されています。
ちなみに私はあまり好きではないタイプの女性でありました。
まわりを見ていないというか、思いこみ激しすぎというか、とりあえずこんな医者には治療されたくないと言うか、料理の得意な男に冷凍食品満載の手作り弁当を持ってくるのがちょっと情けないというか。
ええい! 内海の吉永に触るな!!
と思いながら読んでました。
そして、内海に求愛してきたのが、その恵実の異母兄である春谷先生。
物わかりの良い穏やかなジェントルマンで、性格もどちらかというと内海タイプです。
でも、真剣に告白してきた春谷先生に、
「(吉永は私にとって)……唯一無二の存在です」
ときっぱり断りを入れます。
この場面は、1巻ですったもんだの末、
内海が吉永に手術をさせたことを思い出させてなかなか感動できます。
手術しても成功しないかも知れなかったのに、「絶対に」治してやる、と断言した吉永の強さと真摯さが内海にこう言わせたんだなーと。
すべての可能性を放り出して絶対を保証するのは、並大抵のことじゃないわけです。
それをやってのけた吉永が大好きです。
また、それをちゃんと受けとめられた内海も漢でした。
この二人のラブラブっぷりを見ていると、出会った当初はお互い敵意剥きだしで、
患者のカルテを通して派手に喧嘩していた
なんとても思えません。
ええ。
思えば遠くに来たものです。
整形外科医・吉永と内科医の内海は、共に働く恋人同士である。
互いに信頼感を抱き、穏やかに愛情をはぐくんでいた二人の前に、
思わぬ障害があらわれてしまう。
あるとき、整形外科希望の実習生を受け入れることになった吉永は、
彼女が同僚の異母兄妹・恵実だと知る。
どこに行くにも吉永にべったりくっついている恵実のせいで、
内海とはすれ違いばかり。
そして内海には恵実の異母兄・春谷が接近してきて!?
吉永にも内海にも、求愛者があらわれる波乱の1冊でした。
珍しいのは、攻に言い寄ってきたのが女だったことです。
現実世界では普通のことなんですが、BL小説では珍しい気がして仕方ありません。
(多分実際珍しいことのハズ)
しかも、この女性キャラ、ちょい役で引っかき回してさようなら。
というのではなくて、きっちりこの1冊の中で主要キャラに食い込んで描写されています。
ちなみに私はあまり好きではないタイプの女性でありました。
まわりを見ていないというか、思いこみ激しすぎというか、とりあえずこんな医者には治療されたくないと言うか、料理の得意な男に冷凍食品満載の手作り弁当を持ってくるのがちょっと情けないというか。
ええい! 内海の吉永に触るな!!
と思いながら読んでました。
そして、内海に求愛してきたのが、その恵実の異母兄である春谷先生。
物わかりの良い穏やかなジェントルマンで、性格もどちらかというと内海タイプです。
でも、真剣に告白してきた春谷先生に、
「(吉永は私にとって)……唯一無二の存在です」
ときっぱり断りを入れます。
この場面は、1巻ですったもんだの末、
内海が吉永に手術をさせたことを思い出させてなかなか感動できます。
手術しても成功しないかも知れなかったのに、「絶対に」治してやる、と断言した吉永の強さと真摯さが内海にこう言わせたんだなーと。
すべての可能性を放り出して絶対を保証するのは、並大抵のことじゃないわけです。
それをやってのけた吉永が大好きです。
また、それをちゃんと受けとめられた内海も漢でした。
この二人のラブラブっぷりを見ていると、出会った当初はお互い敵意剥きだしで、
患者のカルテを通して派手に喧嘩していた
なんとても思えません。
ええ。
思えば遠くに来たものです。
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アキミ